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勝地涼「ただ面白いだけではない」 宮藤官九郎が手掛けるコントで久々のタッグ【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年11月6日 8時0分

-そうすると、稽古場も皆さんで楽しみながら進んでいるのですね。

 そうですね。宮藤さんの演出を受けるのはかなり久しぶりなんです。前回は2018年だったと思うので、6年くらい経っています。その間の宮藤さんの作品には、呼ばれていないんですよね(笑)。こうして取材で、これまでの俳優人生についての話になったときに、絶対に宮藤さんの名前が出てきて、「勝地さんといえば宮藤さんですよね」と言っていただけますが、意外と出てないんです(笑)。でも、その出ていない時間に宮藤さんが手掛けられた作品を見て楽しんでいますし、もはやファンですね。やっぱり天才だと思うので、こうしてまた呼んでいただけるのはうれしいです。

-勝地さんからみた宮藤さんの作品の魅力は?

 現代を切り取って、社会問題を作品の中で面白おかしく、風刺として取り上げていらっしゃるところや、宮藤さんが宮城県出身ということもあり、震災についてもしっかり描かれているのですごいなと感じています。もちろん、今回のような風刺がない作品も面白さが詰まっていて好きです。今回、1本目のコントは、台本をゲラゲラ笑って読みながらも少し切なくなったんです、学生時代を思い出して。当たり前ではありますが、ただ面白いだけではないというのが宮藤さんの作品の魅力だと思います。

-今回は、「免疫力がアップする」コントということですが、勝地さんにとっての免疫力アップの方法は?

 笑うことだと思います。コロナ禍であまり話ができなくて、ふさぎ込んでいたときに笑わないのはやっぱり良くないと思いました。その頃、宮藤さんとテレビ電話をしたことがあったんです。当時、ほとんど人と顔を合わせていなかったこともあって、久しぶりにめちゃくちゃ笑いました。遠距離恋愛中のカップルみたいでしたね(笑)。そのときに「いつかコロナのこの状況を笑って作品でいじれたら面白いよね」ということを宮藤さんがおっしゃっていて、僕も「やりましょう」とそんな話をしたのを覚えています。とにかく笑って、話をしたことですごく元気が出たんです。今は、満席の状態でゲラゲラ笑いながら舞台を見ることができますが、それすら当時は考えられなかった。こうして「舞台で笑って免疫力をあげよう」と言える世の中に戻って本当に良かったなと思います。ゲラゲラ笑うというのは素晴らしいことですし、免疫力もアップすると思います。

-勝地さんは、普段から健康や体のケアを何か行っていますか。

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