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間宮祥太朗、変化し続けながら挑む俳優業 「今後は時代劇やロードムービーをやってみたい」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年11月12日 12時0分

 学生時代は野球に熱中していたのですが、中学生になってからギターを始めたり、映画も好きでよく見ていました。僕は15歳から役者の仕事を始めたのですが、大学生の年齢の頃は、周りの友達がどういう会社に勤めるかと進路で悩んでいたり、バンドや芝居をやっている友人が親と今後について話し合いをして、辞めていったこともありました。タモツも年齢的に1つの人生の岐路である時期に裏社会と出合い、進む道が変わったポイントだったんだろうなと思います。

-タモツはお金の問題があって裏社会の世界に飛び込みますが、間宮さん自身が自分の環境や生き方を変えたいと思った経験はありますか。

 小学校の頃に転校したり、中学と高校で学校が変わったり、お芝居の仕事を始めたり…と環境が変わり続けてきたので、自分から変えたいと思ったことはなかったです。お芝居の仕事も監督や脚本、作品のテイストが違うと現場でのやり方も変わってくるので、変化し続けながらやっています。環境は変えようと思っていても、いなくても変わるものだという認識があって、変化には慣れていますし、楽しめるタイプでもあります。

-シリアスからラブコメ、青春ものなど、さまざまなジャンルの作品に出演されている間宮さんですが、今後は役者として、どのような展望を抱いていますか。

 エンターテインメントの業界は移り変わっていて、配信が増えてきたり、作り方が変わったりする中で、例えば10年後に映画やドラマなどの作品がどういう形であるのかというのは想像しかねる部分があるのですが、僕個人としては、自分が携わる作品が自分にとっても見てくださる方々にとっても面白いものであることを願いますし、そのためにできることをするというのは、今やっていることと特段変わらないのかなと思います。ジャンルとしては、以前大河ドラマ「麒麟がくる」に出演させていただきましたが、時代劇はあまり経験がないので挑戦してみたいですし、ロードムービーもやってみたいです。

-同年代の俳優の方で海外で活躍することを目標の一つとして掲げている方もいますが、間宮さんはどのような考えをお持ちですか。

 個人的には海外の作品に出演することよりも、日本の作品が海外で評価されることの方に今はロマンを感じています。日本にいて日本語で日本の感覚があるから作られるものがあると思いますし、それはアメリカやイギリス、韓国などで作られる作品も同じで、それぞれの「特産品」のようなものだと思っています。同じ時代であっても、土地や環境によって抱えている物事や事情、人の感情が違うと思うので。

 連続ドラマW-30「ハスリンボーイ」は毎週(金)午後11時から配信・放送中(全8話)。

WOWOWオンデマンドで全8話一挙配信中。


(取材・文・写真/小宮山あきの)

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