1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

前田公輝、朝ドラ出演を経て「大きく自分のステージが変わったような感覚」 ミュージカル初主演で「多くの人の胸に届く作品に」【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年11月28日 8時0分

前田公輝 (C)エンタメOVO

 6歳で芸能界デビューを果たし、NHK教育テレビ「天才てれびくんMAX」で活躍。近年は連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演するなどさらに活躍の場を広げている前田公輝。2025年1月10日大阪で開幕し、2月6日から東京で上演される新作ミュージカル「ミセン」では、初のミュージカル主演を務める。原作は、韓国で大ヒットを記録し、その後、ドラマ化もされて「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こした作品だ。今回、韓国のクリエーター陣によって、日本で世界初ミュージカル化される。前田にミュージカルや俳優業への思い、本作への意気込みなどを聞いた。

-ご出演が決まったときの心境を教えてください。

 本当に僕がこの場所をやらせていただいていいのかと思うほどの大作で、うれしい気持ちと同時にしっかりとそのメッセージが伝わるように表現しなければいけないと思いました。

-世界初のミュージカル化というところでも、とてもやりがいのある作品になりそうですね。

 そうですね。ミュージカルだからこそストレートに伝わるところもあると思います。歌に乗せて伝えることで、相手に余白を持たせながらも、「ミセン」のメッセージを深く追求して新しい形でお届けできるのかなと思います。

-原作をご覧になった感想は?

 商社マンの物語にも関わらず、多くの人が共感ができる作品だなと感じました。(原作が発表されてから)何年経っても、実写化されたり、リメークされるというのは、普遍的なテーマが描かれているからなのかなと思います。「ミセン」は、「どちらにも転ぶ石」、つまり「自分が何者でもなく、生きることも死ぬこともできる」という意味の言葉ですが、まさにその「ミセン」でしかないキャラクターたちがこの物語には登場します。(主人公の)チャン・グレは囲碁の世界で生きてきましたが、プロ棋士になる夢を絶たれ、打ちひしがれて、自分はゼロだと思っているところから物語が始まります。物語が進んでいくうちに、チャン・グレは別人のように変わっていきますが、それはビジュアルが変わるということではなく、心のすごく深いところが変わっていったから。チャン・グレが変わっていく姿を描きながらも、人との信頼関係や他者を慮る気持ちがあちこちにちりばめられていて、それがこの作品の魅力でもあり、多くの人の共感を呼ぶところなのかなと思います。何も知らないまっさらな状態で見ても、チャン・グレに自分を投影することができると思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください