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「キンキーブーツ」甲斐翔真&松下優也、「夢にも思っていなかった」ローラに挑む 【インタビュー】

エンタメOVO / 2025年1月8日 8時0分

-甲斐さん、松下さんのお互いの印象は?

松下 すごく大人びている方だと思いました。「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」を見に行かせてもらいましたが、だからこそ、ああいう表現につながるんだろうと感じましたし、落ち着いている方だなと。

甲斐 (松下は)輝き方に違うベクトルがあって、ミュージカル界で異彩を放っている存在だなと思います。こうして取材などで出てくる言葉のイメージが天才的で。この4人のバランスがうまいことできそうだなと思いますし、良い稽古場になりそうだと楽しみです。

この作品はありのままを受け入れることの大切さを描いていますが、お二人の「ありのままの姿」、ひいては「素の自分や実はこんな一面があるというところ」を教えてください。

松下 「実はこんな一面」というところばかりな気がしますね。こういう仕事をしていると。

甲斐 イメージが独り歩きしますからね。

松下 パブリックイメージもあるし、何かの役を演じたらそういうイメージで見られるし。でも、僕は、この仕事以外のことは本当に何もできないんですよ。こういう仕事をしている人でも、家ではご飯を作ったり、普通の生活をしていたりする人もいますが、僕には意味が分からない。何でそうしたことができるの? って(笑)。自分は器用なタイプではないので。

それは意外でした。器用そうに見えます。

松下 ですよね。そう見られるんですけど、意外とめちゃくちゃ不器用です。

甲斐 僕はありのままだと思います。イメージを作るというのは得意ではなくて、素に戻ってしまうんですよ。役作りをするときも、言葉にうそがないようにしないとどこかでぼろが出てしまうし、緊張してしまうから、あまりうそはつかないようにしています。意外な一面だと何だろう…良くも悪くもバカ正直なところかな。言ってはいけないことと、それを言ったらみんなが共感できること、それから言わないこと。そこを探るのが好きです(笑)。

ギリギリを攻めていくんですね(笑)。

甲斐 多分、(松下も)同じタイプですよね。真面目に不真面目しているし、不真面目に真面目しています。

熱狂的なファンも多い本作ですが、多くの人にこの作品が受け入れられている理由については、お二人はどのように考えていますか。

甲斐 実は、自分に自信がある人ってそんなに多くないんじゃないかなと思います。例え、自分の中の氷山の一角でかっこいい、きれい、すてきというところがあったとしても、自分では全くそうは思っていないということもあります。ローラは、その氷山をめちゃくちゃ大きくした人。それを支えるのがサイモン(ローラの素の姿)なのだと思います。だから、ローラは全てを見せられる。そうした姿にみんなが憧れるのかなと思います。

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