1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

松坂桃李主演、日曜劇場「御上先生」 撮影現場の雰囲気、理想の教育環境について語った【インタビュー】

エンタメOVO / 2025年1月19日 12時0分

-そんな生徒たちとのお芝居で意識していることは?

 御上の思いを生徒にしっかり届けるために、言葉の伝え方や、目の前にいる生徒のことを第一に考えています。教室では御上の言葉を、生徒29人、1人ひとりに同時に届けなければいけません。どういう話し方で、どのくらいの熱量でしゃべったら伝わるのか試行錯誤しながら教壇に立っています。

-飯田プロデューサーや宮崎陽平監督からはどんなリクエストがありましたか?

 「セリフ量が多いので、話すスピードは少し速めで」というリクエストがありました(笑)。これって実は、限られた放送時間の中でメッセージを伝えるために計算しなくてはいけない重要なこと。早口ならいいというわけでもなく、視聴者の皆さんに届くようにしゃべらないといけないので、メリハリやスピード感に気をつけるようにしています。

-役作りにあたって準備したことは?

 御上先生のモデルとなった工藤勇一先生(教育アドバイザー)の授業を受けさせていただきました。工藤先生の授業は本当に面白く、熱量と志にあふれていて、これは御上先生のモデルになるわけだなと。お芝居では、工藤先生の授業風景や話している姿も参考にさせていただいています。

-工藤先生の授業で印象的だった内容は?

 特に印象的だったのは、「自主性」と「主体性」の違いについて。工藤先生曰く、日本の教育では「宿題をやりなさい」「◯◯を勉強しなさい」などと言われたことを自発的にやる自主性に重きを置いている一方で、これからの社会で求められるものは、自分の意志で、責任を持って行動する主体性なんだそう。劇中の御上の授業でも、生徒たちが社会に出たときに「御上先生が言っていたな」と思い出してもらえるような、社会で生きていくうえで大切なことを教えています。



「生徒役も全員プロ」――松坂桃李が感じた現場の一体感と生徒たちへの信頼

-大人キャストには豪華なメンバーが集まっていますが、撮影現場での様子は?

 吉岡里帆さん演じる3年2組の副担任・是枝文香は、生徒の目線で寄り添い真摯(しんし)に向き合う、御上とは対極にいるキャラクター。吉岡さんも役柄同様に生徒1人ひとりに自らフランクに話しかけていて、みんなをリラックスさせてくれています。教室のシーンは緊張の連続になることもあるのですが、吉岡さんのおかげでいい意味で空気がほぐれ、緊張と緩和のバランスが取れています。

-撮影現場の雰囲気はどなたが作られていますか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください