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『Broken Rage』配信記念記者会見 大森南朋「監督の前で”笑い”をやるプレッシャーたるや、僕も浅野くんもハンパない緊張感だった」

エンタメOVO / 2025年2月7日 12時30分

『Broken Rage』配信記念記者会見。(左から)國本鍾建、大森南朋、北野武監督、浅野忠信、白竜

 Amazon Original 映画『Broken Rage』の配信記念記者会見が5日、東京都内で行われ、監督・脚本・主演の北野武、出演者の浅野忠信、大森南朋、白竜、國本鍾建が登壇した。

 本作は、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに製作され、型破りな演出と予測不可能な展開で映画界の常識を打ち砕く“新し過ぎる実験映画”。2月14日(金)からPrime Videoで世界独占配信される。

 北野監督は「Amazonの配信ということで、お茶の間で見る映画とはどういうものかと悩んだ。かなり実験的なものを作らせてもらおうと思って、Amazonの方に無理な相談をお伺いしたら、やっても構わないということで実現できました。劇場とテレビというのは意識していなくてもやはりこれだけ違うものになってしまうのかと。映画が完成した後、エンターテインメントは見る方も作る方も環境が変わると、内容もこれほど変わってしまうのかとつくづく分かるようになりました」と語った。

 浅野は「このお話を頂いた時に、『首』の作品の中でも監督と大森さんとやらせていただいていたので、それよりも先にいけるんじゃないかと期待がありましたし、台本を読んだ時に『これは予想以上にすごいものになるな』と思いました。シリアスなパートもコメディーのパートも(台本を)読み直していると本当に面白くて。面白いと同時に現場でもさらなるハプニングが生まれるんじゃないかと不安と期待が入り混じっていました。現場では本当に緊張しましたし、新しいことをやって鍛えられた部分もありました。そばに大森さんと監督がいてくれたので楽しむことができました」と語った。

 大森は「監督の作品に呼んでいただくことは幸せなことです。監督の前で”笑い”をやるプレッシャーたるや、僕も浅野くんもハンパない緊張感の中でやっていて、『特にウケなかったけどまあオッケーか…』みたいなことを繰り返しながらですが、本当に現場に行くのが楽しくて幸せな時間でした」と明かした。

 本作は約60分の映画を前半と後半のパートに分けており、前半では、警察とやくざの間で板ばさみになった殺し屋が生き残りをかけて奮闘する骨太のクライムアクションを描き、後半は前半と同じ物語をセルフパロディーという手法を使ってコメディータッチで描き出す。

 北野監督は「編集する前は2時間半ぐらいあるかなと思っていたし、映画館で上映する作品ならもう5秒延びるところもあるなと思ったけど、お茶の間で見る感覚で編集したらだいぶ短くなった。同じテンションで撮っているのに、これだけ変わるのかと思った」と語った。

 最後に北野監督は「自分としてはかなり実験的な映画なんですけど、グレードとしてはひどくない。すごいとも言いませんが、あまり損したとは思わないだろうという感覚です。おかげさまでここにいる役者さんたちがうまくて、一生懸命やってくれたので映画としての形にできましたし、この映画の目指すところはまた違う映画として花咲くと思います。できたら、ぜひ見てほしいと思います」とアピールした。

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