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「いろんなことを考えて感じられる映画。こんな映画はどこにもないと思います」久保史緒里、ファン・チャンソン 『誰よりもつよく抱きしめて』【インタビュー】

エンタメOVO / 2025年2月10日 16時15分

-演じる上で、心掛けたことや気を付けたことはありましたか。

久保 心を中途半端な場所に置かないようにしました。今、月菜の心の中はどういう状態なのか、どういう気持ちに寄っているのかを常に心の中に置いて演じるようにしました。脚本を読んで怖かったのは、付き合っている人には触れられないという壁があって、それで自分に向いてくれる人の方に行ってしまうのは、世間のイメージとしてはよくないことで片付けられてしまうかもしれないということでした。でも、月菜として現場に立ってみると、その心情がよく分かる気がしました。相手に触れられないということがどれほど大きな壁なのかということが実感できたので、そういう意味では月菜は人間らしくて正直な人だし、人間には誰しもそういう部分があると思いました。

チャンソン いろいろと難しかったです。例えば、月菜と本屋で初めて出会うシーンでは、絵本を見ながら泣いてしまって、月菜に理由を聞かれると、いきなり「好きだから」と答えるんです。役としては、ジェホンが偶然に自分の初恋を見つけたということだと理解して、1人で練習している時は大丈夫だったんですけど、実際に現場で撮影している時に、何か変に見えないかな、大丈夫かなと不安になりましたが、監督を100パーセント信じて演じました。それから、月菜をお姫様抱っこするシーンは、実際は結構重くて大変だったけど「大丈夫。僕は強い」と自分に言い聞かせながらやりました(笑)。

-互いの印象や演技についてどう思いましたか。

チャンソン 最初に会った時の雰囲気がとても落ち着いた感じがして、せりふを聞いても違和感がなかったので、もともとこういう人なのかなと思いました。でも(三山)凌輝と3人でお弁当を食べながら1時間ぐらい話したときに、実はそうでもなかったと気付きました(笑)。だからすごく努力したんだなと思いました。

久保 とにかくチャンソンさんは日本語がうま過ぎます。現場でも、私だけじゃなくてほかの皆さんともたくさんコミュニケーションを取ってくださいました。チャンソンさんが、台本にないことや、その場で思ったことを出してくださるので、もう本当にジェホンさんだと思う瞬間がたくさんありました。2人の関係性についても、チャンソンさんが作ってくださる雰囲気があったので、私はすごく助けられました。

-三山凌輝さんとはダンスボーカルグループのメンバーという共通点もありますが、彼の印象は?

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