さっぽろ創世スクエア 電力と熱のCO2排出 実質ゼロ化実現へ
テレビ北海道 / 2024年6月28日 17時13分
札幌・中心部にあるさっぽろ創世スクエア」が来月から、使用する電力と熱から排出される酸化炭素排出量を実質ゼロ化にします。熱供給の分野では道内初の取り組みとなります。
こちらは「さっぽろ創世スクエア」の地下4階にある「創世エネルギーセンター」です。北ガスのグループ会社が運営し、天然ガス発電機2基を備えています。
ビル全体では年間で1万5000メガワット時の電力を消費しますが、そのうち、およそ半分をこの発電機で賄います。 またビル内での発電の際に発生する排熱は暖房や給湯などに使っていて、こちらはビル内全ての熱供給を賄っています。
発電機に使う天然ガスは、採掘から消費までの工程で二酸化炭素が発生しますが、北ガスなどは発生したCO2は、他の事業者が削減した分を購入して相殺し、7月から排出量を実質ゼロにします。 また不足分の電力についても再生可能エネルギー由来の電気を使うことで、ビル全体のエネルギーの脱炭素化を実現します。
北ガスの金田幸一郎執行役員は「他の建物・エネルギーセンターでの活用を広げていくことで札幌都心部の低・脱炭素化に貢献できる」と今回の取り組みの意義を強調しました。
北ガスによりますと、熱供給の脱炭素化は全国でもまだ例が少なく、道内では初めてということです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
選手村跡地で全国初「水素で発電するまち」を実用化 <シリーズSDGsの実践者たち>【調査情報デジタル】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月29日 7時30分
-
道内初「カーボン・オフセット」による熱供給 エネルギー供給行う心臓部を公開 さっぽろ創世スクエア
HTB北海道ニュース / 2024年6月27日 18時1分
-
水素・アンモニア利用拡大へ、大手商社が拠点整備を本格化…「輸入頼み」経済安保上の課題残る
読売新聞 / 2024年6月27日 7時25分
-
北海道初 さっぽろ創世スクエアで「カーボン・オフセット」した熱供給 CO2の排出量実質ゼロに
HTB北海道ニュース / 2024年6月21日 16時44分
-
再エネ、水素・アンモニアなど、JERAが5兆円の戦略投資
財界オンライン / 2024年6月3日 18時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください