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出没件数減少を目指して札幌市が「ヒグマ対策重点プラン」を決定

テレビ北海道 / 2024年7月8日 17時4分

札幌市は、中央区の円山など観光地や住宅地に近接する一部のエリアで、箱わなによる駆除などを進める「ヒグマ対策重点エリア事業実施プラン」をまとめました。

重点エリアは、近年の市内のヒグマ出没件数でおよそ3割を占めている、中央区・西区・南区の17地区が対象です。このエリアの昨年度の出没件数は67件となっていて、プランではこれを2027年度に17件まで減らす目標を掲げています。

円山動物園や旭山記念公園など観光施設も多いこのエリアでは、定着して繁殖し農作物を食い荒らすメスが3頭確認されています。メスはオスに比べて行動範囲が狭く繁殖を繰り返すため、出没件数の増加につながるということです。

ヒグマの生態に詳しい酪農学園大学の佐藤喜和教授は「母グマが残っていると子グマが生産され続けて、人身事故のリスクが高い状況も維持される。出てきたクマに対処するだけでなくリスク全体を下げることが重要」と指摘します。

市では来年度からプランを実施し、箱わなやハンターによる駆除に加え、電気柵の設置などでエリア内でのヒグマの生息数の低減を図りたい考えです。

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