札幌市立中・個人情報流出 教育長が校長らに再発防止呼びかけ

札幌の市立中学校で相次いで生徒の個人情報が流出した問題を受け、教育長が再発防止を呼びかけました。

きょう、札幌市は315校の市立学校の校長らを対象とした研修会を開き、山根直樹教育長が情報管理や表現方法について意識を高めるよう求めました。札幌市教育委員会の山根直樹教育長は「学校教育は児童生徒・保護者・地域の方々など周囲の信頼によって成り立っている。このような事案が続いた現下の状況は極めて危機的だ」と話しました。

札幌ではことし、あいの里東中の生徒の個人情報が書かれた資料を教諭が紛失し、その資料とみられる画像がＳＮＳで拡散されたほか、中島中では教室に置かれていた生徒の個人情報が書かれた資料を複数の生徒が閲覧する問題が起こっています。中島中では、あさってこの問題について保護者説明会が開かれる予定です。