北海道の経済成長を後押し 「ものづくりサステナフェア」開催

道内企業の優れた製品や技術を紹介する「ものづくりサステナフェア」がきょう、札幌で開かれました。

イベントは、北洋銀行が主催しました。北海道のものづくり産業の販路開拓を後押しするとともに、メーカーとして求められるサステナビリティー（持続可能性）への取り組みをアピールしてもらうことも狙いです。

今年は、去年より17社多い153の企業が出展し、道内外の商社やバイヤーに製品や技術を売り込みました。会場には、オオカミ型のロボットも。ＬＥＤで赤く光る目と状況に合わせて出すことのできる音声でクマやシカを撃退します。ロボットを開発したウルフ・カムイの太田裕治副社長は「今回は（道内で）初めて動かして、威嚇力の上がった形で展示した。ものづくりで地域の役に立ったり、技術をＰＲできたりする場は貴重です」。ボイラーや空調機器を販売する企業が開発した北海道オリンピアの荒井俊洋営業部次長も「サウナブームも相まって興味を持ってくれる人が多い。札幌に限らず道内に技術力をアピールする絶好の機会です」と話していました。

会場では、未来のものづくり人材を確保しようと、高校生・大学生向けの説明会も開かれました。