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「ナラ枯れ」被害防げ 松前町で害虫の生息域を調査

テレビ北海道 / 2024年7月31日 17時41分

虫が持ち運ぶ病原菌によってミズナラなどの木が枯れる「ナラ枯れ」の被害が去年、道内で初めて確認されました。被害拡大を防ぐため、道は調査を進めています。

(三品記者リポート)「松前町の森林です。道総研などによるナラ枯れの被害の調査が現在実施されています」

ナラ枯れは「カシノナガキクイムシ」という体長5ミリほどの虫が持つ病原菌「ナラ菌」に感染し、ミズナラなどの木が枯れる現象で、倒木による人的被害や林業への影響が懸念されています。温暖化の影響で被害地域が北上し、去年、道内で初めて、道南の松前町と福島町で合わせて15本の「ナラ枯れ」が確認されました。道立総合研究所などが、虫の生息域を調べるため道南の6つの町の30カ所に虫をおびき寄せる「わな」を設置し、回収作業を進めています。

道総研森林研究本部の和田尚之さんは「カシノナガキクイムシが捕れているかどうか調べて(生息域を把握する)。被害木がないか、道南地域を中心に確認して見つけ次第駆除することを徹底していきたい」と話していました。

ナラにはヒグマなどのえさとなるドングリが実るため、ナラ枯れが広がると、ドングリが不足し、その結果、クマが食べ物を求めて人里に現れる可能性が高まる恐れもあります。道は来月末にも調査結果を公表し、被害の拡大防止に努める考えです。

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