道内企業7社が出展 札幌で体験型の企業説明会

仕事を実際に体験してもらいながら、職業選択の幅を広げてもらう催しが札幌で開かれました。

催しは企業の人手不足解消と求職者らの就職支援を目的に札幌市が主催しました。会場にはスーパーやバス会社など、道内の7社がブースを出展し、仕事の内容などを説明しました。仕事を実際に体験できるコーナーも設けられ、参加者が、惣菜をパック詰めする作業や、車いすや杖などの介護機器を体験していました。

参加した大学生は「日頃から身近にある職業もあった。実際に参加してみて業務内容が聞けて楽しかった。職業選択の視野が広がりました」と話していました。また年金で生活しているという女性は「年金だけでは心もとないので機会があれば就職先をと思っていた。体験しながらいろいろ聞けるというのが良い」と参加した理由を話しました。

またキャリアプランや人生設計について考えたり、応募書類を作成する際のポイントを学んだりするセミナーもあわせて開かれました。

札幌市雇用労働課の六角豊課長は「こうした体験を通じて仕事を選んでもらう機会を増やしたい」と企業の人手不足解消と求職者らの就職支援への意気込みを話しました。