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小樽の魅力を再発見 築100年超の民家 オフィスや飲食店に

テレビ北海道 / 2024年8月22日 17時5分

築100年を超える空き家を、オフィスや飲食店として再活用する動きが小樽で活発になっています。民間の不動産業者が扱わない古民家ばかりを仲介する狙いとは?

NPO法人「小樽民家再生プロジェクト」の石井伸和さんです。石井さんは印刷会社を経営する傍ら、空き家になった古民家の仲介をしています。石井さんは「小樽には古い建物がたくさんあるのですが、それが活かされてない状況が続いていました」と古民家の仲介を続ける意義を強調します。

石井さんが古民家の仲介を始めて11年。これまでに20軒以上の再活用が決まりました。そのうちの一つが、小樽市花園にあるかつて質店の蔵だった建物です。現在は、個人が自宅として利用しています。NPOは、5年前から市指定の歴史的建造物である旧・寿原邸の運営を任され、見学者を受け入れています。今月中旬、築112年のこの建物で札幌市内で呉服店を営む臼杵美紀さんが撮影会を開きました。臼杵さんも石井さんのプロジェクトに興味を持ち、小樽出店を考えています。

臼杵さんは「着物で行きたい場所って思うような素敵な建物がいっぱいあるというのが自分にとっては魅力ですね」と古民家が多い小樽の魅力を語ります。

石井さんは、小樽の魅力を知っているのは、小樽が好きで移住してきた人たちではないか?と話します。その上で、移住者と歴史ある建物をマッチングすることは、観光都市・小樽の魅力度アップにつながるとみていて、「観光施設が観光拠点だったら見てありがたいなって終わりますけど、そこに住んでいる人が観光資源になれば、そこに会話が生まれて交流が生まれるし、何回も来ることになるじゃないですか。いわば車窓観光から交流観光。観光的な側面で言うと、人もまた観光資源になると認識していいかなと思っています」と古民家を使った小樽の魅力アップの可能性について話します。

かつてニシン漁や金融街として栄えた小樽。しかし、人口はピーク時からほぼ半減し、高齢化も進んでいます。「懐かしさ」という武器をマチの活性化にどうつなげていくのか?石井さんたちの挑戦は続きます。

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