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コンブ生産量減少…水揚げの安定に向けて北海道が対策会議

テレビ北海道 / 2024年8月30日 17時40分

北海道産コンブの生産量が減少傾向にあることを受け、道はきょう対策検討会議を発足させました。 

去年の夏に海水温が上昇したことなどを受けて、道内のコンブ漁は10ある地区のうち5つの地区で水揚げが昨年度を下回る見込みで、根室や釧路、日高などで例年より早く漁を取りやめる動きが出ています。 

北海道漁連によりますと、今年度の生産量は1962年度の統計開始以降初めて1万トンを割り込む見通しです。また、生産額も道の試算では、今年は158億円と去年に比べ約46億円減る見込みです。 

会議にも出席した道総研中央水産試験場の清水洋平資源増殖部長は「コンブは漁師の大事な収入源。北海道の漁師の半数ほどがコンブ漁に関わる。去年の夏は非常に水温が高かった。高水温にコンブが耐えられず、一部が枯れてしまったことが考えられる」 と分析します。

こうした事態を受け、道はきょう研究機関や水産団体を交えた会議を開き、各地の状況を確認したほか、有識者から意見を聞きました。 

道水産林務部の山口知子水産基盤整備担当局長は会議の中で「皆様の知恵を頂きながら一体となって回復・安定を図り、北海道のコンブを守っていきたい」 と意気込みを語りました。

道は今後、生産量が減った要因を分析しうたうえで水揚げの安定に向け、具体的な対策を話し合う方針です。

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