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函館「ラッキーピエロ」石狩「ロープウエー」 けいナビ総集編

テレビ北海道 / 2024年9月28日 12時0分

今週のけいナビは上期総集編。4月以降に放送した3つの特集を振り返る。まずは日本経済新聞社の企画「食の王国 売れる極意」とタッグを組んだ、函館ラッキーピエロの話題から。

函館を中心とする道南エリアで17店を展開するラッキーピエロ。1987年の開業以来、地元客のみならず観光客にも愛され続け、今では全店合わせて年間250万人以上が訪れている。

一番人気はチャイニーズチキンバーガー。これだけで年間175万食販売するという。中華料理店を経営していた創業者の王一郎会長が、店で出していたチャイニーズチキンを具材にしたこれまでにないハンバーガーを作ろうと思い立ったことが、大ヒット商品の誕生につながった。

そんなラッキーピエロの人気の理由のひとつがメニューの豊富さだ。ハンバーガーだけでなくオムライス、ラーメン、ステーキといった具合に様々な品を選ぶことができる。日常的に訪れてほしいという思いから、値段はいずれもリーズナブル。一方で、原価率は約50パーセントというから驚きだ。

王会長は経営方針について、「大手のファストフードチェーンと勝負するのではなく、地域で1番売れる店になることを目指してきた」と語る。誰もが訪れる店になるためには、ナンバーワンの店でなければいけないという強い思いがあり、それは今も変わらない。道南以外に出店することはこの先もないとする。

続いては「気になる」事業特集。札幌の隣の石狩市が、石狩と札幌の間をロープウエーで結ぶ構想を描いているという内容だ。石狩は軌道系の公共交通機関がなく、市民の移動の足はバスとタクシーのみ。その頼みの綱も、最近の運転士不足の影響で減少、減便の危機に直面していることが構想の背景にある。

市は、石狩を起点にJR手稲駅、札幌市営地下鉄南北線麻生駅、東豊線栄町駅のいずれかと結ぶ案を示している。担当者は、「整備コストがモノレールの5分の1と少なくて済むことから、ロープウエーを選択肢に入れた」と話す。

しかし、街中にロープウエーを設置することは可能なのか。そのヒントが横浜にあった。泉陽興業(大阪)が運営する「YOKOHAMA AIR CABIN」は、JR桜木町駅から運河パークまでの約630メートル区間を5分ほどで結ぶ。開業から3年間で450万人が利用した。

ロープウエー自体も進化していて、現在開発中のジッパーという乗り物は、トラックが横転するような強風の中でも運行できるという。これならば風の強い石狩でも導入できるかもしれず、加藤龍幸市長は「時間はかかるかもしれないが何とか具現化したい」と意欲的だ。

最後に振り返るのは、北海道に初進出するロピアの特集。運営するOICグループ(川崎)が、閉店する札幌市内のイトーヨーカードー3店を引き継ぎ11月以降順次オープンする予定で、これにより北海道内の食品スーパー業界がどう変わるのか注目されている。

ロピアといえばとにかく大容量の食品が多い印象だが、その理由は「30代から40代の家族をターゲットにしているため」(OICグループ広報担当)。大容量販売によって包装資材を減量化している、飲料品を常温で販売し電気代を節約している、決済を現金のみにしている-といった工夫で低価格を実現している。

品質にもこだわっている。精肉店がルーツのため、特に肉へのこだわりが強い。店内には国内最高ランクの表示がある和牛がずらりと並ぶ。

OICグループは、2032年の時点で現在の約5倍となる売上高2兆円を目指している。そのため全国で出店を強化していて、相川博史取締役は「札幌で20店から30店は出店できる」とする。旭川や函館での出店も視野に入れているようだ。

(2024年9月28日放送、テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)

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