ことし32年ぶり高水準 連合北海道 来年の春闘方針を確認

連合北海道がきょう、札幌で年次大会を開きました。ことしの春闘で連合北海道に加盟する労働組合の平均賃上げ率は32年ぶりの高水準となる4.53％でした。しかし大企業と中小企業で格差が広がっているとして来年の春闘では賃上げに加えて、適切な価格転嫁や適正取引を進めてデフレ脱却を目指すとする方針を確認しました。平均賃上げ率は5％以上を目指しますが、中小規模の組合にはさらに格差是正分を上乗せして要求していく方針を確認しました。山田新吾組織労働局長は「格差の是正をしていくんだという強い意識の下、求めていただきたい。かなり高い目標なのは重々承知している」と話しました。2月いっぱいを目安に要求書を提出して、回答の山場は3月上旬となる見通しです。また大会では衆院選を振り返り、「推薦候補が全員当選したものの自民党の問題によるところが多く、次の総選挙に向けた取り組みを急ぐ必要がある」などと総括しました。