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電気を通すコンクリートで雪を融かす

テレビ北海道 / 2024年12月20日 17時38分

北海道内の企業が、アメリカの大学と共同して開発を目指している新しいロードヒーティングの実証実験が札幌で始まりました。札幌・大通公園に設置されたこちらのパネル。雪を解かすロードヒーティングへの活用を想定していますが、これまでとは全く違う技術が使われています。通常、電気を通さないコンクリートに炭素の微粒子を混ぜることで、電気を通す性質を持たせ、電圧を加えて発熱させます。 想定では従来のロードヒーティングに比べエネルギー消費量を30%以上減らせるということです。実証実験ではこのパネルに3種類の異なる電圧をかけ、最も効率的な融雪の方法を検証するということです。 パネルは苫小牧のコンクリート製品製造会社・曾澤高圧コンクリートがアメリカのマサチューセッツ工科大学と共同で研究・開発を進めています。

曾澤高圧コンクリートの曾澤祥弘社長は「従来型のコンクリートを供給するのみならず、将来的に脱炭素につながるような技術開発をやっていかなければならない」 と実用化に向けた意気込みを語りました。

実験は今月25日までと、さっぽろ雪まつりの期間中にも行われます。

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