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冬に勝つ!北海道の企業が開発「お役立ち」製品

テレビ北海道 / 2025年2月8日 12時0分

今週のけいナビの特集は、北海道の冬に役立つ製品を開発している企業について。2月に入り各地で大雪に見舞われている道内。様々な製品が暮らしを助ける一助になるのか探った。

ロケット開発で知られる植松電機の第3工場内に事務所を置く滝川の会社、六花(むつのはな)重工。水上ドローンの開発技術を持つ東京のエバーグリーンテクノロジーズとタッグを組んで「除雪ドローン」を開発した。ラジコンと同じ要領で遠隔操作できる製品で、屋内からも操作可能だ。

開発の発端は、「とにかく除雪をしたくない」(六花重工の安武伸悟社長)。全長1.1メートル、幅65センチと小回りが利くサイズで、価格は98万円。先月から販売を始め、販売開始前のクラウドファンディングでは道内外から5台の注文があった。

「積もる前に除雪する」を掲げ、現在、自動除雪機能を搭載した機器を開発している。農作業や荷物運搬の用途でも利用できることから、多方面から引き合いがあるという。

札幌・北区にあるエルコムは、遠赤外線で特定の場所だけを融雪する「解けルモ」という商品を開発。年間約400台を販売している。

解けルモは、外気温が2度以下となり、センサーが雪を感知すると自動で動く仕組み。本体とセンサーなどの機器を合わせ約60万円で、これに設置費が加わる。電気代は1日500円ほどだという。

解けルモの売り上げはエルコムの売り上げ全体の2割を占め、販売開始から既に10年ほどが経過したがいまだ売れ行きは好調だ。店舗や学校、ビル、駐車場、倉庫への設置が多いといい、北米への輸出も視野に入れている。

札幌・中央区のゼロスペックは、灯油タンク内の残量を計測するスマートセンサーを開発、全国41都道府県の約6万台に導入している。

タンク内の残量をセンサーで1日8回計測し、そのデータを灯油を配送する業者の端末に日に2回送信、タンクの大きさから残量を把握する仕組みだ。

センサーを導入する札幌・東区のミナミ石油は、顧客のタンクに2000個以上センサーを設置している。設置費は1台1万円で、全て配送業者側が負担する仕組み。顧客の負担は一切ないという。

導入により、必要なタイミングで給油できるようになり、「給油に行ったけれどもまだたくさん入っていた」といった現場の悩みが解消。限られた人員で業務を効率的に行えるようになった。ゼロスペックは、センサーを灯油配送以外の用途にも広げる方針で、全国で100万台の設置を目指すとしている。

(2025年2月8日放送、テレビ北海道「けいナビ~応援どさんこ経済」より)

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