能登の大動脈「のと里山海道」ほぼ全ての区間が対面通行可能に
テレ金NEWS NNN / 2024年7月17日 18時32分
能登半島地震で被災し、一部区間が一方通行となっていた「のと里山海道」と「能越道」。17日、ほぼ全ての区間で対面通行となり利用者からは歓迎の声が聞かれました。
「交通開放おねがいします」
山下 実々 記者:
「正午になりインターチェンジ入り口のセーフティコーンが取り除かれました。次々と車が入っていきます」
通行止めが解除されたのは、のと里山空港インターチェンジから徳田大津インターチェンジまでの区間です。「のと里山海道」と「能越道」をめぐっては、路面の崩落などによりこれまで輪島方面への一方通行となっていましたが、ほぼ全区間で対面通行ができるようになりました。
能登の大動脈の開通に利用者は…。
家族の避難先へ向かう人
「時間もだいぶ早くなったということで行くのにはすごい助かっているなと」
復旧事業者
「40~50分は助かる。早く帰れると思う。(復興の)第一歩やね。こんなに早くなるとは思いませんでした」
一方、七尾市の横田インターチェンジ付近では、道路の大部分が崩壊しました。そこでのと里山海道の乗り降りに使っていた道路を活用して対面通行を可能にしていて、一般道と交差する部分には新しく信号機も設置されています。そのほかにも一部区間で道路の勾配が部分的に悪い箇所があるものの、被災地の復旧・復興の加速が期待されます。
国交省 能登復興事務所・田中義太郎 さん:
「(一部区間では)カーブ、段差もあるのでご利用の際は十分気をつけて下さい。道路の復旧は能登地域の生活再建とか経済、観光、いろんな面で復興の礎になると考えています。きょうをスタートに能登地域の復興も進むといいなと考えています」
なお、穴水町の能登大橋付近については当面、片側交互通行が続きますが、9月末までに対面通行となる見込みです。
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