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石川県民の「晴れ」の感覚は合っている!? 小野さんのなるほど天気解説

テレ金NEWS NNN / 2024年11月14日 18時56分

テレビ金沢NEWS

市川 栞 キャスター:

木曜日は気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします。

小野 和久 気象予報士:

お願いします。

市川:

小野さん、今週は小春日和が続いていますが、来週は、寒いんですよね。

小野:

週明けは、日中の気温が12月上旬並みになりそうです。

テレビ金沢NEWS

小野:

気象台の週間予報を見ていきましょう。

あす、マークにはありませんが、県内は、朝、雨の降る所があるでしょう。

土曜日はくもり。日曜日の後半から雨が降り、月曜日は風も強いでしょう。

いまのところ、晴れマークは水曜日だけです。

市川:

きょうまでとは一変して雨やくもりが多いですね。

小野:

そして、気温に注目です。土日は20度以上ありますが、月曜日からは一気に下がります。寒気が入ってきます。

いまの時期の最高気温は15度、最低気温は7~8度が平年並みですので、特に火曜日は、12月上旬くらいの寒さになるでしょう。

市川:

冬物のコートの出番ですね。この寒いまま12月に突入ですか。

テレビ金沢NEWS

小野:

きょう気象台から発表された1か月予報を見ていきましょう。12月中旬までの予報です。

市川:

気温はこの先も高めなんですね。

小野:

冬型の気圧配置や、寒気の影響は、一時的な見込みです。このため、雨の量も平年並みか少ないでしょう。

テレビ金沢NEWS

小野:

さて、ことし8月に「秘密のケンミンショー」で取り上げられた「石川県民はくもりの天気を、晴れという」…というのを覚えていますか。

市川:

覚えていますよ。確かに、雨が降っていなければ「晴れ」って言いますね。

小野:

そこで、毎日、晴れや曇りを伝える気象台に「どこまでが晴れ」で「どこからが曇りなのか」、基準を確認しました。

そこで、市川さんにクイズです。

テレビ金沢NEWS

小野:

空全体の「8割が雲」でした。これは、気象庁の基準では、晴れでしょうか、曇りでしょうか。

市川:

これって、引っ掛け問題じゃないですか。晴れじゃないと言いたくなるところですが、石川県民の思っている通り「晴れ」じゃないですか?

小野:

正解は・・・

テレビ金沢NEWS

小野:

「晴れ」なんです。気象庁の基準を見ていきましょう。

テレビ金沢NEWS

小野:

空全体に占める「雲の割合」が、1割までが「快晴」、2割から8割までを「晴れ」といいます。

9割、10割で初めて「くもり」になるそうです。

この基準は全国統一で「結果」と「予報」、両方に使われます。

市川:

雲が8割でも「晴れ」ですか…。

石川県民の「晴れ」の感覚は、意外に合っているのかもしれませんね。

テレビ金沢NEWS

小野:

ちなみに、いまの天気が「晴れか曇りか」というのは、以前は、気象台の職員が目で見て観測していました。

現在は、気象衛星で判断できるようになり、金沢と輪島では、これに加えてアメダスも利用しているそうです。

市川:

気象観測は、どんどん自動化が進んでいるんですね。

小野:

最後に、気象台の週間予報でこの先の天気をもう一度、確認しましょう。

テレビ金沢NEWS

小野:

あす、マークにはありませんが、県内は、朝、雨の降る所があるでしょう。

土曜日はくもり。日曜日の後半から月曜日は雨が降るでしょう。

週明けの気温は、11月下旬から12月上旬くらいの寒さになるでしょう。

市川:

週明け一気に気温が下がりますから気を付けたいですね。小野さんとお伝えしました。

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