12星座【カオス部屋OK】ランキング 蠍座はカオスほど幸せ、“乱調の美”すら感じる！

　世の中には、ものを極力持たないミニマリストがいるかと思えば、足の踏み場もないほどもので埋め尽くされているカオス部屋の住人もいます。できるだけものをなくして、美しく暮らすのが最近の風潮になっていますが、カオス部屋にもそれなりの味わいがあるもの。今回は自室をカオス部屋にしがちだったり、カオス部屋でも大丈夫な星座ランキングをお届けします。

■第1位　蠍座……カオスなほど幸せ
　カオス部屋OKというより、カオス部屋のほうが積極的に好きなのが蠍座です。整然としたショールームのような部屋では気持ちが落ち着かず、お尻がむずむずしてくるほどです。ジャングルの密林かドンキの売り場のごとく、ものがあふれかえっている過剰さに幸福感を覚えるのです。他人が見たらゴミだめの一歩手前でも、そこに乱調の美すら感じてしまう、カオスな感性の持ち主なのです。

■第2位　魚座……カオスですが、何か？
　魚座の守護星である海王星は、ものごとの境界をあいまいにする作用があります。つまり、何でもかんでも一緒くたにしてしまうのです。よく魚座は「清濁併せのむタイプ」といわれますが、それは海王星のもつカオス性があらわれるから。そんな魚座なので、ものを片付けたり捨てたりすることができません。そもそも選別することが苦手なので、必然的にカオス化していくしかないのです。

■第3位　蟹座……カオスに落ち着く
　極論すると、蟹座は思い出に生きる星座です。そしてものとは、思い出が形になったものにほかなりません。そのため蟹座は、ほとんどゴミのようなものであっても（失礼！）、捨てるのを嫌がります。自分の大切な一部を喪失してしまう気がするからです。しかも古いものほど価値を見出し、お宝扱いする傾向もあるのです。かくて蟹座の部屋は、日に日にカオス化していくのです。

　第4位・第5位は、もったいない精神をもつ牡牛座と山羊座。「まだ使える！」と、もう使わないものをため込んでカオス化へ。ものを粗末にするくらいなら、カオスに耐えたほうがいいのです。ちなみに両者ともものを見る目があるタイプなので、いつかカオスが価値ある骨董に化けるかもしれません。

　第6位は、ラフな感性をもつ射手座。ものを出しても片付けず、そこらへんに積んでいく習性があります。「積ん読」もやりがちで、ときどきなだれを引き起こしては、カオス化に拍車をかけるのです。第7位は、生きるロココ調・天秤座。美しく暮らしたいのは山々なのですが、掃除片付けが大の苦手であり、あえなくカオス部屋に住むタイプ。

　第8位・第9位は、乙女座と水瓶座。どちらもスッキリした空間に暮らしていそうですが、さにあらず。両者とも趣味人であるがゆえ、趣味のものに埋もれがちです。ただ、自分なりに秩序あるカオスを作り上げるタイプです。

　第10位は、ものよりも空間を必要とする獅子座。ちまちましたものが嫌いということもあり、乱雑になる前に廃棄して、見晴らしのいい部屋を保ちます。第11位は、シンプル・イズ・ベストが徹底している牡羊座。部屋にものが増え始めると、発作的にすべてを捨てたくなる衝動に駆られます。

　そして第12位は、双子座。身軽さが身上。執着心が希薄なので、ものをため込む心理がまるで理解できません。ましてやカオス部屋に暮らすことなど、想像しただけで鳥肌ものです。記念品であっても、さっさと捨てる。むしろ捨てたい。ものに支配されることなく、いつも自由でいたいのです。

　空間を整理すると、整理された思考が育つといわれています。その一方で、カオスがもつ過剰さ、もっといえば豊穣さは、おもしろいアイデアを生み出す宝庫であるといえるかもしれません。もちろん、カオスの程度にもよりますが……。
（月星七海）

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