8/11に木星が乙女座へ移動 「これまで築いてきたものを管理する」がテーマに！

　8月11日に、木星が獅子座から乙女座へと移動します。木星は「歳星」とも呼ばれている「1年に一度だけ滞在場所を変える惑星」。その木星が移動することで、一体どんな変化が起きるのでしょうか？

■木星ってどんな星？

　木星は、太陽系惑星で最大の質量を誇り、全知全能の神・ゼウスに例えられる惑星。伝統的な占星術では「大吉星」とされ、拡大と発展を司る幸運の星と言われています。さらに、1年に一度だけ移動することから、「木星がどのサイン（星座）の位置にいるか」で、1年のテーマやムード、流行りにも影響が出ると考えられています。そのため、木星が滞在する星座は拡大や発展のパワーが働き、「12年に一度の幸運期」が到来。今年は、乙女座生まれの人に、その幸運期が訪れるのです。

■木星が乙女座に移動するとどう変わる？

★乙女座のキーワード
「実務能力」「分析力」「潔癖さ」「清純」「観察眼」「健康管理」「整理整頓」「修理」「マネジメント」……etc.

　これまで木星が滞在していた獅子座は、太陽を守護星に持ち、まさに太陽のように「自分が自分らしく輝く」ことを目指す星座でした。「遊び」や「楽しみ」なども獅子座のテーマでしたが、きたる乙女座木星期は、ガラリと変わります。

　乙女座は、「仕事」や「習慣」、「整理整頓」、「マネジメント」などを象徴する星座。これまでのように「自分らしさや楽しさを追求して、それを表現する」というよりは、「これまで築いてきたものを、管理・修正・マネジメント」するような雰囲気となるでしょう。自己の社会化や管理、秩序や自己ブランディングなど、地に足のついた感覚がテーマとなってきます。健康管理に関することや、物ごとをきちんと形にしていくことなども重要なポイント。大人の冷静さで、やるべきことをきちんとやり遂げることが、今期、幸運の果実を実らせる行動となるでしょう。

■乙女座木星期の過ごし方

　「きちんとした態度」や、「冷静な観察眼」などがラッキーポイントとなってくるため、いい加減な態度は改める方向で1年間を過ごしてみましょう。仕事に関してのトレーニングを受けたり、何か技術的なことを学んだりするのも、この1年は適しています。

　乙女座は、「習慣」や「管理」をあらわす星座。乙女座木星期で頑張ったことは、この1年限りの幸運を呼ぶのではなく、人格の成長や、よい習慣の獲得として、今後ずっと役立つものとなるはずです。

★乙女座に縁があるもの、ラッキーアクション＆アイテム
・アロマテラピーやハーブ
・仕事への真面目な態度、勤勉さ
・清楚なファッション、ナチュラル系、ロマンティック系の服
・慎み深い態度
・ガーデニング
・ペット（特に小型の犬、猫、小鳥、フェレットなど）
・ダークグリーン、アースカラー、ライトブルー、ライトグレー
・知識人、文化人、教師、医師、秘書
・教室、研究室、オフィス街、（薬品などの）格納庫、書店、事務所

　上記の事柄を始めてみたり、該当する人や場所と交流を持ってみたり、乙女座的な態度などを意識して過ごすとよいでしょう。

　ただし、もともと生真面目な傾向がある人は、乙女座的な完璧主義や批判精神が木星によって拡大されてしまう可能性もあります。自分や周囲に対して厳しい目を向けやすくなり、足りないところばかりが目についたり、無駄に落ち込んだりすることが起きるかもしれません。

　でも、それは自分の生活態度や環境を律する意味では有益に使えるパワー。批判や落ち込みではなく、自分自身の生活をよりよくする方向に、乙女座木星のキッチリした観察眼や実務能力を使っていきましょう。

　夜空に浮かぶ乙女座は、豊穣の女神・ペルセポネがたわわに実った麦の穂を抱えた姿とされています。乙女座に幸運の木星が滞在するこれからの一年間、私たちも大きな実りを得られるように過ごしていきたいですね！
（永沢蜜羽）

＞＞NEXT:土星が教える【夏のテーマ】蠍座は大切な何かを手放して、尊いものを得ることに