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【職業・占い師】Hoshi 希望があれば人は歩き出す。だから占いで希望の在処を照らす

占いTVニュース / 2018年5月24日 19時0分

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 迷っているとき、落ち込んでいるとき、私たちを勇気づけてくれる占いの言葉には、占い師の思いや生きざまが凝縮されている。第一線で活躍する占い師たちは、どんな人生を歩み、占いとどう向き合ってきたのか。「職業・占い師」その知られざる素顔に迫る。

 TVや雑誌などのメディアに多数出演し、メンズ占い師ユニットnot for sale.のメンバーとしても活躍しているHoshiさん。「実は世の多くの男性と同じで、占いに関心はなかった」と語るHoshiさんが、人気占い師になるまでにはいったいどんな転機があったのだろうか?

■そもそもの僕は、占いに懐疑的だった

――Hoshiさんが本格的に占いを学び始めたのは20代半ばと伺いました。

 もう15年くらい前になりますね。それまでの僕は占いにはほとんど興味がなくて。たとえば生年月日で占うと聞くと、「同じ誕生日なら同じ運勢になるの?」なんて、懐疑的になるタイプでした。

――占いを信じていなかったのに占い師になったというのは、何とも不思議な感じです。

 占いに興味をもつきっかけは、占いが好きな同世代の男友達の存在でした。全く占いを信じていなかった僕にとって、占いを信じている彼は別世界に生きている人に見えて、「友人をそれほどまでに引き付ける占いとはどんなものなんだろう?」とただただ興味をひかれたんです。

 占いに興味をもってからは、友人が教えてくれた簡単に見られる手相を覚えて、飲み会の席で占うようになりました。とは言ってももちろんプロではないので、占う前に「お遊びです」と断ってからですけど。

 そんなとき、ある女性の手相を見る機会があり、いつものように「プロではありません」と断ってから結果をお伝えしました。すると僕の鑑定の内容をとても気にされてしまって……。彼女の様子を見たとき、「僕が思っている以上に占いの言葉には重みがあり、与える影響は大きいのだ」と実感しました。そのときですね、占いを本格的に学ぼうと決めたのは。

――占いのパワーを感じた経験から、占い師を志した。

 そうなりますね。プロになってからはさらに占いの言葉の重みや影響力を感じています。そして、それだけのパワーがあるものだから学びは欠かせませんし、占いや相談者に向き合っていると、「なぜ?」「どうして?」という探究心が尽きない。占いの仕事に携わるかぎり日々研鑽は続く、と思います。

■今あるままを受け入れる、そこから幸せが始まる

――ブラッシュアップしながら活動されてきた15年だったようです。

 この間に、延べ2万人超の相談者を鑑定しました。相談に来る方は、いろいろな悩みを抱えています。なかには不倫など、世の常識に照らせばよくない悩みを抱えた方もいらっしゃいますが、不倫が悪いことは十二分にわかっていて、誰にも相談できず迷ったり、苦しんだりしているケースも多いんです。

 僕は鑑定の際、「否定はしない」というスタンスで臨んでいます。否定からは何も生まれません。相談者が鑑定に求めているのは、怒られることでも、注意されることでもなく、より幸せな選択ができるようになるための具体的な対策を知ることだと思います。

 具体的な対策を伝えるために、鑑定に入る前にまずは相談者の話に耳を傾けます。じっくりと悩みや状況を伺いながら、「どうしたいと考えているのか」をつかんでいくんです。たとえば仕事で悩んでいる場合でも、仕事を続けたいのか、やめたいのかによって必要なアドバイスは変わってきますよね。なので、相談者が望んでいること、かなえたい未来を把握することを大切に考えています。

 相談者の願いをつかんだら鑑定に進むわけですが、僕が使う占術は主に4つ。「手相」「算命学」「五行易」「方位」を組み合わせて占っていきます。

――複数の占術を使うのですか。

 はい、なぜならそれぞれの占術に得意分野があるからです。たとえば「手相」。「てのひらに刻まれた線は生まれたときからずっと同じ」と思っている人が多いかもしれませんが、手相は現状が変わるにつれて変化します。つまり、手相は「今」を表すもので、「現状はどうか」を読むのには適しているけど、遠い未来をみるのには向かないのです。

 一方、「算命学」で使うのは、変わることのない生年月日です。この占術は、才能や性質、流れゆく運勢など、決められたものを読むのを得意とします。「五行易」は「どの道に進むべきか」とか「どんな決断をすべきか」とか、選択を決めるのに向いています。そして「方位」は、吉方位など方角を使うことで運気を上げる占術で改善の占いと考えられている。

 このように、占術にはそれぞれ向き不向きがあり、複数の占いの得意な分野を組み合わせれば物事をより複合的に、多様な観点から見られるようになるわけです。手相で現状をつかんで、算命学で才能を知り、五行易で選択し、方位で改善する、というのが僕のスタンダードな鑑定の流れです。

――4つの占術を組み合わせれば、現在、今後の可能性、対策をトータルで知ることができるのですね。

 そのとおりです。4つの占術で導き出した結果は、相談者に事実として伝えます。たとえば、仕事を続けるか悩んでいる相談者になら、仕事運、向いている仕事の種類、今後の運気など、中には相談者にとっては耳の痛い話もあるかもしれませんが、鑑定でわかることは包み隠さず、すべて伝えます。今後の対策を考えるための素材をできるだけたくさん提供する感じですね。

 さらに鑑定結果に基づいて、相談者が望む未来に近づくにはどんなアプローチが考えられるか、具体的な作戦や方法も提供します。ここでも「否定はしない」、事実として伝える、それに徹します。

 お伝えした鑑定結果と対策をふまえてどうするのか、それを決めるのは相談者です。先の仕事の例でいえば、そのうえでがんばるのか、やめるかを選択するわけですが、そこは相談者にゆだねます。僕は情報も作戦もたくさん提供しますし、その選択をした際にどんな未来が待っているかもお話しします。でも、それらをどう活かすかは、相談者ご自身の決断なんです。

 たとえば、仕事を続けたいモードなら、結果を聞いて続けるための対策を進めようと考えるでしょう。逆にやめたいモードなら、同じ結果を聞いても別の判断をするかもしれない。どちらの選択であっても、相談者が望む未来へ歩み始めたことは事実で、そこに正誤はないんです。

 悩んでいるとき、人は考える力を失い、未来が見えない状態に陥っています。未来が見えないと、希望もわいてきませんし、完全に歩みが止まってしまう。

 僕の占いは、暗闇をそっと照らす光のようなもの。先が見えない状態にある人に、「道は途絶えたのではなく、今は見えないだけ。未来へ続く道はあなたの目の前にありますよ」とお伝えする役目なのかな、と。進むべき道、希望が見えたら人は自然と動き出す――僕は、いつもそう信じて、占いを提供しています。
(mikan)

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※画像出典/占いTV NEWS

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