それでも「歩きスマホ」やりますか?歩行者激突で賠償金5千万の例も

VenusTap / 2014年12月4日 7時45分

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「歩きスマホは危ない!」何度もこの注意喚起を耳にしたことがあるだろう。しかし、いまだに7割以上のスマートホンユーザーが歩きながら、あるいは自転車に乗りながら端末を操作しているという調査データが出た。しかもそのせいで、事故やトラブルを起こし救急搬送をされた人の数は、年々増加しているとの統計もある。

確かにスマホから目が離せなくなる気持ちも分からなくはないが、自分だけでなく他人を巻き込む恐れもあるので、決して歩きスマホを甘く見てはいけない。

そこで今回は、歩きスマホの実態とその危険性について、警視庁や消防庁の統計、MMDLaboの意識調査などを参考にまとめてみた。

■危機意識は高まっているものの事故経験者は増加中

MMDLaboが行った「2014年歩きスマホに関する実態調査」(有効回答:648人)によると、歩きスマホについて「危ないと思う」人が82.4%、「やや危ないと思う」人が16.2%となり、合計で98.6%の人が危ないと認識していると分かった。

にもかかわらず、「歩きスマホをしているか?」という質問に対し、73.1%の人が経験ありと回答している。そのうち「日常的に操作している」(7.3%)、「時々操作している」(28.5%)と、合計で35.8%の人が、普通に“歩きスマホ”をしているようだ。

この数値は、同社が前年度に行った意識調査と比較すると‐21.3ポイントと大幅に減少しているのだが、一方で事故やトラブルに遭った人が減っているかといえば、実は真逆の結果になっている。

■“歩きスマホ”で救急搬送された人は過去最高の数に

東京消防庁の統計によると、歩きスマホなどで事故に遭い救急搬送された人の数は、平成22年度に23人、23年度に29人、24年度に34人、25年度に36人と年々増えていると分かった。

トラブルや事故の詳細としては、1位が「ぶつかる」(41.8%)、2位が「転ぶ」(31.1%)、そして3位に「落ちる」(24.6%)とある。駅でホームから線路上に転落し救急搬送されたり、駅構内の長いエスカレーターで転げ落ちたりする人が、平成23年から平成25年まで毎年報告されているのだ。

中には重篤な状態で搬送され、生命が危ぶまれたケースもあるという。“歩きスマホ”は命を奪いかねない行為なのだ。

以上、歩きスマホに対するユーザーの意識と、事故件数の増加などについてまとめたが、いかがだったろうか?

自分が1人でケガをするだけならまだしも、他人をケガさせることになったときは取り返しがつかない。警視庁によると、自転車運転中に携帯電話端末を利用していて歩行者に激突し、5,000万円の賠償金支払いを命じられた高校生の例もあるという。

歩きながら、自転車に乗りながら、ついスマートホンを触ってしまう習慣があるとすれば、たかが“歩きスマホ”と考えずに、気持ちを新たにした方がいいのかもしれない。

VenusTap

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