案外知ってる人少ないかも!? 歯周病と歯肉炎と歯槽膿漏の違いとは

VenusTap / 2014年12月28日 20時40分

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笑顔のキレイな女性は歯もキレイですよね。いつまでも歯を見せて笑いたい場合は、お手入れも重要になってきます。そうなると、成人の8割以上が罹患し、歯を失う理由として最も割合の多い(41.8%)歯周病に関しての正しい知識を知っておきたいものです。

そこで今回は歯周病の専門医であり、富山県の小矢部市で自身のクリニックを運営されている歯科医師の渡辺智良先生に、歯周病や歯肉炎、歯槽膿漏といったまぎらわしい病名の違いについて伺いました。

■歯周病は“歯肉炎”と“歯周炎”に分けられる

歯周病とは、漢字の通り“歯の周りの病気”です。厚生労働省の説明によると、

<歯と歯ぐき(歯肉)のすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気>(e-ヘルスネットより引用)

とあります。つまり、歯周病とは1つの症状を差すのではなく、以下の2つに分けられます。そして、歯“肉”炎から歯“周”炎と悪化していくのです。

(1)歯茎(歯肉)に炎症が起きた状態(歯肉炎)

(2)歯を支える骨が溶けてグラグラになった状態(歯周炎)

以下に両者の違いをまとめてみました。

■“歯肉炎”とは歯茎の炎症のこと

歯肉炎の意味を理解するためには、その名前の漢字に目を向けると分かりやすいでしょう。いわゆる“歯茎”のことを歯科医師は“歯肉”と呼び、この歯肉に炎症が起きている状態を歯肉炎というのです。

歯周病の中でも歯肉炎は症状が軽いほうで、

・歯茎と歯がはがれていない

・歯周ポケットの深さは3〜4mm

という特徴があるそうです。

■“歯周炎”とは歯の土台となる骨が溶け始めた状態

歯肉炎が悪化して、歯の土台となる骨が溶け始めた状態を歯周炎と言います。

・歯茎と歯がはがれている

・歯周ポケットの深さは4〜5mm以上

・歯の土台の骨が溶けてしまっている

・歯茎に隠れた歯の側面に黒っぽい歯石がこびりつく

といった特徴があります。この歯周炎が別の言い方で“歯槽膿漏”と呼ばれているのです。歯周炎を放置していると歯が抜けてしまうので、早めに歯医者さんにご相談しましょう。

以上、歯周病、歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏などまぎらわしい言葉の解説をしましたが、いかがでしたか? 歯周病は口の中の細菌が原因です。“Silent disease”、沈黙の病気とも呼ばれ、一見するとキレイな歯茎であっても、じつは内部で歯周病が進んでいるケースもあるそうです。

このところ歯科医院に足を運んでいないという人は、定期健診も兼ねてチェックしてもらってはいかがでしょうか。

VenusTap

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