北海道ゆるっと鉄道旅~函館本線“八の字”巡り2:本線なのに1日3本!?観光名所の大沼公園へ

Walkerplus / 2018年11月9日 20時0分

写真

大沼公園の大沼湖と小沼湖の間をボートが走り抜け、その真上の鉄橋を特急列車スーパー北斗が駆け抜けます(大沼公園駅~赤井川駅間)

函館本線の函館駅から森駅までの間、八の字を描くような路線の完乗と観光を楽しむ鉄道旅。2回目となる今回は、函館駅から大沼公園駅まで乗車し、大沼国定公園の定番観光スポットと名物スイーツ店を訪れます。函館観光から一歩足を伸ばし、大沼公園観光を楽しむなら絶対外せないところですよ。

■ 1日3本しか列車が走らない区間がある!?

大沼公園駅へ向かうべく、函館駅を12:34に発車する普通列車、森駅行に乗車します。函館駅から大沼公園駅までは、特急列車スーパー北斗や普通列車が何本もあるので一般的には行きやすいのですが、今回の鉄道旅では乗車できる列車はこの1本のみ。なぜなら、1日3本の下り普通列車と貨物列車しか通らない区間があるからです。

函館駅を出発し、隣の五稜郭駅で道南いさりび鉄道線と分かれると、しばらくは周囲に住宅や畑などが広がる複線電化区間を進みます。函館駅より4つ目の七飯駅から先は単線になるうえ、路線が2つに分かれます。ほとんどの旅客列車は北海道新幹線が発着する新函館北斗駅を経由して大沼駅へと至りますが、今回乗車している列車は新函館北斗駅を経由せず、通称藤城(ふじしろ)線と呼ばれている区間を通って大沼駅へと向かいます。

新函館北斗経由の区間は単線のうえ下り列車は登り勾配が続くため、線路を増やして輸送力を上げるとともに勾配を緩和するため、1966(昭和41)年に下り専用路線として藤城線が建設されました。

以前は下り特急列車のすべてが藤城線経由でしたが、新幹線開業とともに新函館北斗駅を経由するようになったため、藤城線経由の旅客列車は激減。2018年秋現在は、下り貨物列車のほかは早朝と昼、夕方の3本の下り普通列車のみ。さらに3本のうち大沼公園を通るのは昼と夕方の2本。夕方に大沼国定公園で観光を楽しむのは少々難しいので、今回乗車した列車が唯一、藤城線経由で大沼公園駅での観光を楽しめるのです。

七飯駅を出て高架線を通ったあとはしばらく山麓沿いのゆるやかな登り坂を進み、左手眼下に新函館北斗駅などを遠望します。トンネルを越えると左手に大沼国定公園の小沼湖が見え、右手には七飯駅で分かれた路線が少しずつ近づき大沼駅まで並走。大沼駅で両線が合流したのち再び路線が2つに分かれ、鹿部駅経由で森駅に至る路線が右手へ分かれていくと、1分少々で大沼公園駅に到着です。

新函館北斗駅経由と鹿部駅経由の区間は、森駅から函館駅へ戻る際に乗車して楽しみます。まずは大沼国定公園の自然に触れて旅の想い出を作りましょう。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
Walkerplus

トピックスRSS

ランキング