座禅&ヨガブームは古い?“仏教カフェ”で癒しの音楽を楽しむ

Walkerplus / 2014年11月7日 10時0分

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瑞祥山 極楽寺は風情のある佇まい

北海道の旭川空港近くにある寺院、瑞祥山 極楽寺。春には2千株近くのシラネアオイが咲き誇るこの寺院が、今年9月からカフェの営業を始めた。店名はその名もずばり“おてらかふぇ”。

店主である大熊正信住職は「仏教の教えの一つに喫茶去(きっさこ)があります。これは喫茶店の由来になっている言葉で『どんな相手に対しても分け隔てなく、ようこそ、お茶でも飲んでゆっくりしてください』という意味です」と語る。

今でこそ法要でしか足を運ばない場所であるが、その昔は老若男女が集う娯楽の場だったという。昔のように気軽に立ち寄ってもらいたいという思いから開業に至ったそうだ。

大熊住職が「外国人に好評」と語るように総ヒノキ造りの純和風44畳の店内(講堂)は、席間が十分広くとられており、周りに気兼ねすることなくくつろげる。

中でも目を引くのは、床の間に設置してあるイギリスのオーディオメーカー、タンノイ社の大型スピーカーだ。タンノイ社といえば、「柳生十兵衛八番勝負」などで知られる剣豪小説の大家で音楽評論の第一人者でもある五味康祐が、1963年に日本で初めて輸入し、生涯愛したことで知られる老舗メーカーだ。“燻し銀の音色”が特徴で、店主はアメリカ・マッキントッシュ社の真空管アンプ「MC240」をつなげてスタンダードジャズを主に流している。古き良き時代の美しい音色が居心地の良い和の空間を彩り、思わず会話も“スウィング”してしまう。

おてらかふぇは、高級オーディオが珍しいだけではなく、フードメニューも本格的だ。中でもおすすめなのが「自家製ベーコンカレーセット」(1180円)。フルーティーで優しい味のカレーと、味噌で味付けをしたコクのあるベーコンは不思議なほど相性抜群!カレーの中には、檀家の畑で採れた新鮮な野菜が入っている。「白玉入りのいちごぜんざい」(888円)もおすすめしたい。あんこの上にイチゴソース、白玉、イチゴアイスがのった、見た目はかわいくボリュームのあるデザートだ。

どっしりと構えた立派な寺院に足を踏み入れるのは、身構えてしまいそうだが、入ってしまえば極楽空間!旭川に立ち寄った際は、是非、昔ながらの“喫茶去”を楽しんでほしい。【北海道ウォーカー】

※「Walker47」東旭川/東川/東神楽地域編集長の記事から一部抜粋、再構成したものです

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