クラフトビールの次はフレーバービール旋風?キリン開発担当に迫る!

Walkerplus / 2014年12月2日 15時0分

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キリンビールマーケティング部・商品開発研究所・ 新商品開発グループの中川紅子さん(写真左)と渡辺美里さん(同右)

ビール醸造所の個性が光る“クラフトビール”が注目されている中、キリンビールより新たな発泡酒「キリン フレビア レモン&ホップ」(税抜198円)が11月25日に発売された。その概要を、同社マーケティング部・商品開発研究所・新商品開発グループの中川紅子さんと渡邊美里さんに聞いた。

「キリン フレビア レモン&ホップ」は、爽やかな香りが楽しめるビールに、果実の香りが加わったおいしさが特徴だ。ビールの原料である麦とホップを発酵させて、レモンの果汁とフレーバーをプラス。ビールともビアカクテルとも違う、新しいカテゴリーの“フレーバービアスタイル”の発泡酒である。

日本ではあまりなじみのないフレーバービールだが、欧米ではビールにベリーやピーチを加えたビアカクテルなどが浸透している。「実はビール大国のドイツでも、ビール離れが数年前から顕在化しています。調べていくと、現地の若年層にはビールをレモネードで割ったラドラ―という飲み物が定着していることがわかりました」。渡邊さんは今回の商品をきっかけに日本でもフレーバースタイルのビール類を定着させようと意気込む。

また、開発のきっかけについて渡邊さんは「調査を行ったところ、ビールの味覚の好みに世代差があることが分かりました。20代は全体的に苦味がないものを好んでおり、まずはビールのおいしさや飲むことの楽しさを知っていただくためにも、“苦くないビール類”の研究・開発がスタートしました」と語る。

数あるフレーバーの中から、レモンがなぜ選ばれたのか?その経緯について中川さんに質問すると、「若年層はビールよりも、チューハイやカクテルなどを好んでいることが分かっています。そのチューハイの中でも、最も人気の高いフレーバーがレモンです。レモンの爽やかさを新しいビール類にも適用できないかを考え、そこからはひたすら、レモンの風味が引き立つように、開発を続けました。レモンフレーバーとマッチするホップの選定や、苦味を抑えながらもビールらしいキレやのどごしが出るような製法などの試行錯誤を重ね、ようやく、レモンとビールらしさのどちらの味わいも楽しめる商品が完成したのです」と話してくれた。

そんな「キリン フレビア レモン&ホップ」を実際に飲ませてもらったところ、レモンの酸味とほのかな甘みはもちろん、ビール特有の飲み応えもしっかりと感じられる、これまでにない味わいを楽しむことができた。アルコールは3%とやや少なめだが、味のバランスを保つうえでは最適なアルコール度数だそうで、キレのあるすっきりとした後味は、ビール好きでもきっと満足できるはずだ。

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