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ダニ対策はGWから! 普段からできるちょっとした工夫

ウェザーニュース / 2018年4月30日 6時50分

ウェザーニュース

ダニは衛生害虫に分類され、刺されると患部がかゆくなったり、アレルギーを発症したり、場合によっては感染症を媒介してしまう、とても厄介な虫です。

ダニが増殖するのは梅雨の時期からだと言われています。梅雨を経て7月になると、ハウスダスト1gには700匹程度のダニがいるそうですが、5月時点でもすでに300匹程度はいます。

梅雨になってからより、ゴールデンウィークのうちから対策した方が効率的です。今回は、普段から実践できる、ダニ対策に効く簡単な工夫をご紹介します。

【対策1】ダニが成長しにくい湿度に下げる

部屋が高温多湿だと、ダニが大喜びして繁殖するのです。特に、温度が20〜30℃、湿度が60〜80%程度がダニの繁殖に最適な環境です。そのため、5月以降は室内の湿度を下げておくことが重要です。

具体的には、定期的に窓を開けて換気を行ったり、エアコンの除湿機能を利用するなどして湿度を調節しましょう。

【対策2】ダニの隠れ場所を減らす

ダニは畳やカーペット、ソファー、寝具、ぬいぐるみなど、すき間や細かい毛などがあって隠れやすい場所に繁殖します。そのため、部屋をきれいに片付けることはもちろん、子どもの部屋などにはカーペットを敷かないことが大切です。

【対策3】丁寧な掃除でダニを吸い取る

ダニの隠れ場所は、掃除がなかなか行き届かない場所でもあります。汚れ(=ダニの栄養素)がたまりやすいため、ダニの栄養となってしまうのです。

フローリングの床は丁寧に掃除機をかければある程度対策できます。しかし、布団やクッションなどは布団たたきと天日干しで済ませてしまっていないでしょうか。

アレルギー性疾患の予防などを呼びかけている「環境再生保全機構」によると、布団たたきと天日干しだけでは、ダニを除去しきれないといいます。特に、布団をたたいた後は布団の表面にダニが浮き上がってきているので、掃除機をかけてダニを吸い取っておきましょう。

【対策4】布団乾燥機でダニを全滅に追いやる(ここまでできれば理想的!)

さらに余裕がある方は、布団や毛布などに掃除機をかける前に布団乾燥機を使用しましょう。布団の中央部が50℃以上になるタイプのものなら、ダニを全滅に追いやってくれます。その上で掃除機をかければ、より確実にダニを除去できます。

以上にあげた対策の多くは、普段のお掃除にほんの一工夫加えればできることです。梅雨以降の大繁殖を抑えるためにも、ぜひ実践してみてください。

参考資料など

独立行政法人環境再生保全機構『ダニ対策の実践』、2009年/日革研究所「家庭でできるダニを増やさない掃除方法/布団・ソファ他」、2017年4月6日(http://nikkaku-j.com/countermeasure/difficult_enviroment_for_living_mite)/日革研究所「家庭でできるダニを増やさない掃除方法/畳・フローリング」、2017年7月26日(http://nikkaku-j.com/countermeasure/difficult_enviroment_for_living_mite2)/LIFULL HOME’S PRESS「GW中に退治したい住まいの害虫。夏に向けて、蚊、ダニの大繁殖を防ぐ方法とは?」、2015年5月2日(https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00206/)

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