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GW後半の登山控えて 2日以降は吹雪く

ウェザーニュース / 2018年5月1日 6時50分

ウェザーニュース

2018年のゴールデンウィーク後半の4連休は全国の山で天候が荒れる恐れがあります。
特に2日-3日は登山は推奨できませんが、どうしても登る人は自分の体力、技術、装備、日程は大丈夫か、無理や危険がないか確認して行動してください。エスケープ・ルートの確認も大事です。

5月1日ー天気変わり目

九州から前線が接近し下り坂となります。
一方で北海道も別の前線が南下、標高の高い山は冷たい風雨に注意を!
午後は西-東日本の各地でもガス、ニワカ雨の可能性があります。 

5月2日ー低気圧と前線、発達しながら東に

標高の高い山では風雨による低体温、渓流の増水・鉄砲水、そして気温上昇と雨で底雪崩のリスクが高まります。
北海道の高い山ではミゾレとなる恐れもあります。

5月3日ー全国の山岳で風雨強く

◆南アルプスや北海道の日高、阿寒

 大雨となり、雪解けが一気に進んで渓流の鉄砲水や雪崩の危険が高くなります。

◆北アルプス、北海道の標高の高い山、白山

 午後は気温が急降下し、夜にはミゾレや雪に変わって吹雪く恐れあり。雨・風・雪・低温、あらゆるリスクへの備えが必要。

※低気圧のコースやスピードによって今後変わる可能性があります。最新の見解が更新され次第改めてお伝え致します。

5月4日ー北日本の山引き続き荒天

低気圧、発達して日本海北部で動き遅い!
北日本の山岳は風雨が続く恐れ。
北アルプスや白山、上信越国境の高山では吹雪が続く可能性あり
新雪が増えて雪崩のリスクが高まる。

西~東日本太平洋側の山は、晴れ間が戻るがニワカ雨・風雨の所あり。しっかりした雨具は必須。

5月5日ー低気圧は北海道の北へ

◆北海道・東北北部の山

雨・風雨が続く恐れがあります。

◆日高・大雪・十勝などの高山

ミゾレ・雪の可能性があり、また吹雪く恐れもあります。

◆西~東日本の山

回復傾向で晴れも期待できますが、南からの湿った気流の影響で、太平洋側はガスがかかりやすくなります。

※6日の天気は現在解析中です、情報が届き次第更新致します。

楽しく安全な登山にするために
注意するポイント

冬装備
稜線や登山道にはまだ雪が残っていることも。今年は昨年より雪が多いため、アルプスなど高山、北海道の山への登山は最新情報を確認の上、冬装備を。防水対策
雨に濡れ、強い風に吹きさらされると体温が奪われ、低体温症で動けなることも。防水対策を万全に!荷物の濡れにも注意(着替えが濡れないように)防風対策
風速1m/sにつき、体感温度は1度下がると言われています。雨でぬれて強い風に吹かれると、いっきに体感温度が低下します。
低体温症になると、行動・移動が困難な状態になることもあるため、万全な対策が必要です。雪崩への注意
気温の変化が大きいこの時期は、雪崩が発生しやすくなります。3000mの山岳でも気温はプラスになることもあれば、氷点下まで下がって雪が降ることもあります。雪面が非常に不安定になりますので、雪崩には警戒を。雪崩危険個所は事前に調べてから出発を。鉄砲水への注意
雨による川・沢の増水に注意。雨と雪解け水でいっきに水量増加。鉄砲水に注意を。

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