解説!虹のメカニズム
ウェザーニュース / 2018年8月6日 16時15分
夏休みの自由研究
雨上がりの夕方に日がさし込むと、時折美しい虹が見えることがあります。
虹とは、簡単にいえば空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象で、光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で一回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。
この時、光は波長によって屈折率が異なるので、「赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍(あい)、紫」の7色に分かれます。
また、虹は必ず太陽の反対側の決まった位置に出現。
私達が太陽を背にして立った時、太陽光の進む方向(対日点)から常に42度の角度を保って現れます。
そのため、太陽が高い位置にある時は虹は出づらく、太陽が低い位置にある方が虹が出現しやすくなります。
このことを踏まえ、日本で虹が出現する可能性がある時間帯が長くなる条件としては、次のように考えられます。
時間帯:太陽が傾いている朝と夕方
季節 :太陽高度が低い冬
地域 :緯度の高い北のエリア
タイミングよく雨が降ってくれれば、夏よりも冬、南より北のエリアの方が虹が出る可能性のある時間帯は長いんです。
ただ、南国の方が気象的にスコールのような急な雨が降りやすいため、結果的には虹を見るチャンスが増えるのかもしれません。
夏は夕立が起こりやすい季節。
夕暮れ前に雨が降ったら、虹を探しに空を見上げてみるのもいいですね。
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