コオロギの気持ちがわかる3つの鳴き声
ウェザーニュース / 2018年9月26日 16時0分
9月に入って涼しい日が増えはじめ、夜には虫の鳴く声が聞こえるようになり、だんだんと秋の気配を感じられてきました。
その秋の虫たちは、鳴く時にどうやって音を出しているのでしょうか。
秋の虫の代表格であるコオロギの場合は、左右の前ばねをすりあわせて音を出します。(ちなみに鳴くのはほとんどの場合オスだけ。)
この音で、彼らは仲間と様々なコミュニケーションをとっています。
自ら出す音で仲間とコミュニケーションをとるということは、その音を聞くことができる耳を持っているということになります。
コオロギの耳は意外な所にあり、前足の関節の近くについていて、他のコオロギが出す高い周波数の音を聞きとることができます。
愛のメッセージや男同士の喧嘩が飛び交う
実際の虫の鳴き声は、虫の種類によって異なりますが、同一の虫の場合でもひとつのパターンだけではありません。
よく聞いてみると、実はいくつかのパターンがあり、エンマコオロギの場合は状況に応じて3つの鳴き声を使い分けます。
1、「コロコロコロ」
夕方から夜にかけて、「コロコロコロ」とよく通る美しい声で鳴くのは、「ひとり鳴き」と呼ばれるもので、オスがなわばりを主張する鳴き方です。
2、「コロコロリー」
明け方や夕方に「コロコロリー」と低く弱い声で鳴くのは、「誘い鳴き」と呼ばれる鳴き方。
これはメスが近づいた時の鳴き声で、メスに求愛をしているのです。
3、「キリキリキリ」
「キリキリキリ」と短く強く鳴くのは「争い鳴き」と呼ばれます。
他のオスが近づいてけんかをしている時の鳴き声です。
このように、エンマコオロギは様々な鳴き声で、他のコオロギとコミュニケーションをとっているのですね。
虫の声が聞こえたら、虫たちがどんなコミュニケーションをとっているか想像してみるのもおもしろいかもしれません。
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