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服装の寒暖差対策に! 風呂敷で「カレ・ド・ジャポン」

ウェザーニュース / 2018年10月4日 6時50分

ウェザーニュース

朝晩の気温の変化が大きい一日は、暑かったり、寒かったりして服装選びに困るものです。とくに出かけた後に温度が上がったり、下がったりした場合の体温調節は悩ましい問題です。

スカーフやショールを用意しておくのが無難なところですが、一味違ったアイデアをファッション評論家の出石尚三さんが教えてくれました。

風呂敷を見直す

「カレ・ド・ジャポン」とは、直訳すると「日本の四角」。「カレ」はフランス語の「四角」ですが、スカーフを指す言葉でもあります。スカーフはたいてい四角ですから。長方形であってもそこは四捨五入して、「カレ」と呼んでいます。

では、「日本の四角」とは、何か。もちろん風呂敷です。風呂敷は日本が誇る「四角い芸術品」と呼ぶべきものです。

風呂敷などに使われる日本の絹は肌理(きめ)が細かく、品質は世界でも定評があります。その絹の上に花鳥風月を描くわけですから、芸術性も高まるというわけです。

「カレ・ド・ジャポン」は美しいことに加えて、丈夫なことも特長のひとつ。美しく、丈夫な風呂敷を秋の深まりとともにファッションに応用してみましょう、というのが私の提案です。

ポイントは和柄の風呂敷

風呂敷は使い方ひとつですばらしい個性を発揮してくれます。そこで、「カレ・ド・ジャポン」。つまりスカーフやショールの代わりにする作戦なのです。

「カレ」ということは四角で、四角を斜めに二つ折にすれば、三角。この三角を肩に掛ければ、美しいスカーフになります。それは小ぶりのショールでもあり、保温性も高い。しかも暑くなって不要になれば、さらっと畳んで、バッグに入れておけるのです。

日本の伝統的な図柄を選べば、近年のジャポニズムの流行とも合致しています。

「カレ・ド・ジャポン」を肩に掛けて、前の胸元で留めておく。この留具にはクリップが有効です。クリップも色や形でさらにファッション性が増します。

たとえば引き出しを開けてみれば,片方を無くしたイヤリングが転がっているかも知れません。捨てるに捨てられなかったクリップなど、恰好の留具になってくれるでしょう。

今、世間では「和柄」が流行していますが、「カレ・ド・ジャポン」の和柄は本家本元ですから、向かうところ敵なしです。

この秋は、風呂敷を「カレ・ド・ジャポン」に変身させてみましょう。

文・出石尚三(ファッション評論家)

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