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寝不足と食欲に深い関係が!? 睡眠不足が人を太らせる!

ウェザーニュース / 2018年10月7日 18時0分

ウェザーニュース

食欲の秋がやってきました! 美味しい食材が多く、つい食べ過ぎてしまいますよね。でもその抑えられない食欲、実は睡眠不足のせいかもしれません。

食欲と睡眠の関係を『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』の著者で睡眠コンサルタントの友野なお先生に聞きました。

寝不足は食欲を25%増進させる!

寝不足が続くと太る…。なんとなく実感したことがある人も多いかもしれませんが、ちゃんとした科学的裏付けがあると友野先生は言います。

「スタンフォード大学の調査で睡眠時間5時間のグループと8時間のグループを比較したところ、睡眠時間5時間のグループでは食欲が増すホルモンのグレリンが14.9%増え、食欲を抑えるホルモンのレプチンが15.5%減ることがわかったのです」(友野先生)

つまり睡眠時間が不足していると、「食べたい」という欲求が自然と湧いてきてしまうということです。

「また、睡眠不足の状態は、しっかり眠ったときに比べて食欲を増すホルモンが増え、食欲を抑えるホルモンが減少した結果、食欲を25%増幅させると言われています」(友野先生)

個人差はありますが、食欲が25%アップするということはカロリーにすると1日あたり350〜500kcal増える計算になります。ご飯約2杯分を余計に摂ってしまえば太るのも無理はありません。

眠らないと高カロリー、高脂肪のものが食べたくなる

寝不足の日はジャンクフードを食べたくなる…。これもまた科学的に明らかになっています。

「アメリカのペンシルベニア大学が8時間眠ったグループと徹夜したグループを比較する実験をしたところ、徹夜したグループは8時間眠ったグループに比べ、高カロリー、高脂肪の食べ物を選び、1日あたりの摂取カロリーが高い傾向がありました。

またコロンビア大学の実験によって、睡眠不足になるとヘルシーなものよりもジャンクフードに対して脳が活発な反応を示すことが明らかにされています。このように睡眠不足の時は、脂質や糖質に対する欲求が非常に高まり、その上判断能力も低下しているので、自分を律せず普段以上に食べてしまうのです」(友野先生)

睡眠不足は他にも、ストレスを感じやすくなって暴飲暴食に走りがちになる、活動量が減り代謝も落ちる、といった太りやすくなる要因をたくさん含んでいます。

実は友野先生ご自身も、睡眠を改善して15kgも痩せたことが睡眠の研究をするキッカケになったといいます。食欲を抑えきれずについ食べてしまう人は、たっぷりの睡眠をとる「睡眠の秋」を過ごしてみてはいかがでしょうか。

参考資料など

『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』(友野なお著、大和書房)、Shahrad Taheri,Ling Lin,Diane Austin,Terry Young,and Emmanuel Mignot「Short Sleep Duration Is Associated with Reduced Leptin, Elevated Ghrelin, and Increased Body Mass Index,」

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