◯◯を食べたい時に注意したい体のバランス

ウェザーニュース / 2018年10月19日 12時0分

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食べ物が美味しい季節がやってきました! 秋は食が進む時期ですが、気づいたら同じものばかり無性に食べていて止まらない…、そんなことはありませんか?

実はそれ、体が警告を発しているのかもしれません。無性に食べたくなってしまう味の傾向と対策を源保堂鍼灸院の瀬戸佳子先生に伺いました。

なぜ秋は食欲が増すの?

秋に食欲が増すのは冬の寒さに備えて栄養を蓄えるためなので、ある程度はしっかり食べることが必要だと瀬戸先生は言います。

「秋は自然界でも葉が落ち実をつける季節です。『粛殺(しゅくさつ)』といって必要なものを残しつつ、不要なものは体から削ぎ落とす時季なのです。食欲があるということは、東洋医学における脾(消化器官)の働きがしっかりしているのでよいことですが、食べ過ぎてしまうときは量よりも質を意識してみてください」(瀬戸佳子先生)

無性に食べたいものがあったら、体のバランスが傾いているのかもしれません。

甘いものが食べたい

チョコレートやクッキー、菓子パンなど甘いもの(炭水化物を含む)を無性に食べたくなるのは貧血の方にみられる傾向だと瀬戸先生は言います。

「本来は動物性で鉄分の多いものを摂るべきなのですが、栄養が行きわたらなくなった体も、手っ取り早くエネルギーにできる糖分を欲しているのです。血液の原料になる動物性タンパク質、レバーや赤身の魚、あさり、イカ、たまご、赤身の肉などをしっかり摂るといいでしょう」(瀬戸佳子先生)

甘いものを食べ過ぎると、消化不良で栄養の吸収が悪くなり、さらに貧血になる悪循環が起きてしまいがちだそう。間食や甘いものでお腹いっぱいに感じたとしても、栄養は足りていないので、食事はちゃんと摂ってくださいね。

脂っこいものが食べたい

普段脂っこいものはあまり食べないのに無性に食べたくなる時は、体の潤い(油分も含む)が不足していることがあります。

「その場合は揚げ物やスナック菓子などではなく、ごまやナッツ、青魚など良質な油を選ぶのがおすすめです。特に、かぼちゃ、人参、ほうれん草などと一緒に摂るとより効果的です。タンパク質が不足していることもありますので、赤身のお肉やお魚も摂るといいでしょう」(瀬戸佳子先生)

栄養学的にも、ほうれん草のごま和えは、ごまの油が目や皮膚の粘膜を強くするβカロテンの吸収を促進すると言われています。特に乾燥する秋冬は、春夏よりもこってりした味わいが美味しく感じがち。ぜひ意識的に良質な油を摂るようにしてください。

味が濃いもの・辛いものが食べたい

味の濃いもの・辛いものを好むのは、ストレスが溜まっているのかもしれません。

「食べ物から刺激を得ることでストレスを発散しようとしていることが多いです。ミントやローズ、柑橘類など香りのよいものを摂ったり、ハーブティーを飲むのがよいでしょう。時間がない時はミントのガムもオススメです」(瀬戸佳子先生)

食事以外にもローズや柑橘類、ジャスミンの香りの入浴剤でのんびりお風呂に入るのも効果的なので、ぜひ試してみてください。

おいしいものがたくさんあるのが秋です。食事を楽しむことも消化を良くし、心身の栄養となるポイントだと先生は言います。気の合う人との楽しい食事、お気に入りの食器での食事など、食事の時間を楽しむことを心がけたいですね。

参考資料など

取材:源保堂鍼灸院(http://genpoudou.com/)、瀬戸郁保氏、瀬戸佳子氏

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