雪の積もった富士山に笠雲が出現
ウェザーニュース / 2018年10月17日 9時0分
今日17日(水)早朝は雲に覆われて隠されていた富士山ですが、7時30分を過ぎたころから、だんだんと雲が取れはじめ、姿を現しました。
見え始めた富士山には立派な笠雲がかかっています。
笠雲とは?
まるで山が帽子をかぶっているかのように、頂上付近に雲がかぶさることがあります。このような雲を「笠雲(かさぐも)」と言います。
上空を流れる湿った空気が山の斜面にぶつかることによって、強制的に上昇して雲ができます。
このとき、上空の風が強いと、風上側の斜面で雲が発生。風下側の斜面では雲が消えていくという現象を絶え間なく繰り返すことによって、山頂付近で雲が止まって見えます。
今回は、富士山周辺では夜中に雨が降り、湿った空気が残っていたことで、笠雲が現れました。
笠雲は天気下り坂のサイン?
笠雲が現れるとよく天気下り坂のサインと言われていますが、今日はこのあとは富士山周辺では、いったん日差しが届きます。
ただ、午後もにわか雨の可能性はあるので、注意が必要です。
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