今夜は十三夜 星降る夜に輝く月にも注目
ウェザーニュース / 2018年10月21日 11時40分
オリオン座流星群の活動がピークを迎える今夜、流れ星以外にも注目なのがお月様。というのも、2018年10月21日は旧暦でいうと9月13日にあたるため、今夜は十三夜ということになります。
流星観測の邪魔になることから流星群の活動期には迷惑な存在とされる月ですが、今夜は空を見上げて、先人が愛した十三夜の月を楽しんでみてはいかがでしょうか?
十三夜とは?
十三夜とは、昔使っていた月の満ち欠けをもとに1ヶ月の日付を決める太陽太陰暦(旧暦)の9月13日の夜を指し、この日に見える月は旧暦の8月15日(十五夜)に出る月(中秋の名月)と並ぶ名月とされています。
平安時代に中国から伝わったとされる十五夜の月を愛でる風習とは異なり、十三夜の少し欠けた月を愛でる風習は日本独特のものと言われています。
ではなぜ、満月でもない十三夜にお月見をする風習が日本で始まったのでしょうか?
これに関しては諸説あるものの、延喜(えんき)19年9月13日 (現在の暦では919年10月9日)に、当時の法皇が催した月の宴がきっかけとなったというのが、最も有力な説とされています。
また、十三夜の月は、十五夜の月(中秋の名月)とセットで呼ばれることも多く、旧暦8月の十五夜の月を「前の月」、9月の十三夜の月を「後(のち)の月」と呼んだり、2つの月を合わせて「二夜(ふたよ)の月」と呼ぶこともあります。
そして、片方しかお月見を行わないことを「片見月(かたみづき)」と呼んで、縁起の悪いものとされています。
十三夜の月が観測できるのは22日未明頃まで
東京の場合、今日は15時30分頃に月の出を迎えるので、夕方には東の空に浮かぶ月を見ることが出来そうです。その後、21時過ぎに南の空で最も高度が高くなり(南中)、22日3時頃に月没するまで西の空で見ることが出来ます。
お住まいの場所によって、月の出や月の入りの時間は異なるため、観測を予定されている方は、ご自身のお住まいのエリアの月の出月の入りの時間を確認するようにして下さい。また、22日の日の出前にはすでに月は沈んでいるため、22日に早起きして月を見ようと考えている方はご注意下さい。
この記事に関連するニュース
-
今夜遅く「みずがめ座η流星群」の出現ピーク ハレー彗星の置き土産
ウェザーニュース / 2024年5月5日 8時5分
-
5月5日深夜〜「みずがめ座η流星群」の出現ピーク ハレー彗星の置き土産
ウェザーニュース / 2024年5月3日 18時30分
-
★2024年5月の天体イベント★ GWに流星群が出現!月と惑星の接近も
ウェザーニュース / 2024年5月2日 16時1分
-
今夜「4月こと座流星群」の観測チャンス 翌朝にかけ出現ピーク
ウェザーニュース / 2024年4月22日 7時0分
-
「4月こと座流星群」22日に極大 ライブ配信あり
ITmedia NEWS / 2024年4月21日 18時43分
ランキング
-
1平山綾拳容疑者(25)を殺人容疑で11日に再逮捕へ 「殺害についても指示を受けた」那須夫婦遺体 警視庁
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月10日 23時11分
-
2「えっ!独立?」 神奈川県、3政令市の特別市構想を否定するパンフ
毎日新聞 / 2024年5月10日 20時0分
-
3南アルプスで行方不明の男性 遺体で発見
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年5月10日 21時36分
-
4都心の歩道橋に突如「ハチの大群」現れる…なぜ? 専門家は…
日テレNEWS NNN / 2024年5月10日 23時27分
-
5米上院議員の原爆めぐる発言 上川外相「適切ではなかった」
日テレNEWS NNN / 2024年5月10日 18時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください