非常に強い台風26号 来週進路を北向きに変える可能性も

ウェザーニュース

台風26号は26日(金)3時現在、マリアナ諸島近海を西に時速15kmで進んでいます。
中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sで、発達のピークは過ぎ、非常に強い勢力となりました。

▼台風26号　10月26日(金)3時
　存在地域　　　マリアナ諸島
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　非常に強い
　移動　　　　　西　15 km/h
　中心気圧　　　935 hPa
　最大風速　　　50 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　70 m/s

週末以降は沖縄の南へ

28日(日)の段階でも中心は沖縄から離れた所にありますが、大陸の高気圧との間で気圧差が大きくなるため、風が強く吹きそうです。

沿岸では波が高く、台風から離れていても油断をしないようにしてください。

来週の半ばに、進路を北向きに変える可能性も

週末以降は沖縄の南の海上に達し、そのまま西よりに進むか、北から東へ進路を変えるかはまだ定まっていません。

最新の世界各国の気象機関の予測シミュレーションを見ると、そのまま西よりに進むものと、フィリピンの東の海上で進路を北向きに変えるものがあり、来週の進路にはまだ不確定な部分が多くなっています。
引き続き進路の変化に注意が必要です。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風26号のイートゥー(Yutu / 玉兎)は、中国が提案した名称で、民話に登場する月のうさぎのことです。