台風26号がフィリピン上陸、今後は北寄りの進路に

ウェザーニュース

強い勢力の台風26号(イートゥー)は日本時間の29日(月)朝にフィリピン・ルソン島北部に上陸。9時現在、勢力を落としつつ島内を西に進んでいます。

▼台風26号　30日(火)9時
　存在地域　　　ルソン島
　大きさ階級　　／／
　強さ階級　　　強い
　移動　　　　　西　20 km/h
　中心気圧　　　970 hPa
　最大風速　　　35 m/s (中心付近)
　最大瞬間風速　50 m/s


勢力を落としながら上陸した台風26号。台風の少し南側に位置するルソン島沿岸部のカシグランでは風速20m/s（平均）、24時間雨量81.0mmを観測しています。
フィリピン国内では先月9月半ばに台風22号が直撃し多くの犠牲者が出たばかりです。

南シナ海で向きを変え北上か

世界各国の気象機関のシミュレーション

世界各国の気象機関の気象シミュレーション予想を比較すると、台風はフィリピンに上陸後は南シナ海へと抜け、進行方向を北寄りに変える可能性が高くなっています。

その先の進路や勢力はまだ不確定なため、日本への影響についても精査中です。今後も最新の情報に注意してください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風26号のイートゥー(Yutu / 玉兎)は、中国が提案した名称で、民話に登場する月のうさぎのことです。