春だけじゃなかった! 全体の約4割が秋の花粉症と認識
ウェザーニュース / 2018年11月8日 6時10分
「花粉症」と聞くと春特有の症状と感じている方が多いかもしれません。
しかし、花粉症は春だけに起こるものではないのです。
ウェザーニュースでは、秋の花粉症について調査を実施し、結果を集計しました。
全体の約4割が「秋の花粉症」と認識
(調査日:2018年10月30日 7133人回答)
本調査の結果、全体の38%の方が「秋の花粉症」であると認識していることが判明。
都道府県別に秋花粉症の方の割合を見てみると、次のような順位となりました。
■秋の花粉症と回答した人の割合
1位 和歌山(53%)
2位 山梨 (51%)
3位 香川 (49%)
4位 長野 (46%)
5位 奈良 (46%)
どちらかというと、草木が多かったり、内陸の地域ほど上位にランクインしていることが分かります。ただ、症状の重さについては、各県とも特に違いはないようです。
スギ・ヒノキの木々は背が高いため花粉が風で遠くまで飛散するのに対し、秋の花粉をもたらす雑草の高さはせいぜい2mで、花粉が飛散する範囲は数十m程度と狭いのが特徴です。そのため、原因となる雑草が近くにあるほど症状が出やすくなると考えられます。
花粉症を引き起こす主な植物
秋に花粉症をもたらす可能性のある植物としては、主にブタクサ、ヨモギ、カナムグラです。
8〜10月にかけてがメインとなるため、秋の花粉症も次第に落ち着いていくと見られます。
11月〜12月は一旦花粉症は落ち着く方が多いものの、年明けからはいよいよ本丸とも言える春の花粉スギ・ヒノキのシーズンが到来します。
来春の花粉、首都圏で6年ぶりの大量飛散か
2018年10月1日 ウェザーニュース発表
2019年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、西日本の一部で平年をやや下回る地域もありますが、全国的に平年並か、平年より多い予想です。全国平均では平年の6割増となり、特に、東日本を中心に予想飛散量が平年の1.5〜3倍になるとみています。
来春も辛い季節となってしまいそうです…春の花粉症の方は今のうちから早め早めの対策を。
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