立冬に夏日のところも!? 冬の訪れの遅さを実感
ウェザーニュース / 2018年11月7日 16時0分
今日7日(水)は立冬。暦の上では冬に入りましたが、鹿児島は最高気温が25℃に達して(立冬としては3年ぶりの)夏日になるなど、西日本や東日本を中心に季節外れの陽気となっています。
全国的に平年より高い気温
東京でも3日連続の20℃到達。名古屋、大阪はともに23.1℃まで上がるなど、日差しの下では少し汗ばくくらいの陽気になりました。北海道は昨日より下がった所がほとんどですが、札幌の11.2℃はまだ平年より高い気温です。
7日(水)の最高気温(平年差)
札幌 11.2℃(+0.1)
仙台 17.7℃(+2.1)
東京 20.0℃(+2.0)
名古屋 23.1℃(+4.2)
大阪 23.1℃(+3.5)
広島 22.5℃(+3.2)
高知 23.5℃(+2.5)
福岡 23.5℃(+3.8)
鹿児島 25.2℃(+3.2)
那覇 27.0℃(+1.3)
季節感はまだ冬に至らず
ウェザーニュースが全国6000人あまりに対して行った調査では、冬を感じている人の割合は西日本や東日本では20%を下回り、北海道でようやく半数を超える程度に留まりました。
昨年の立冬と比較しても、その差は一目瞭然。冬を感じている人の割合は、沖縄を除く各エリアで昨年を大幅に下回り、北海道は77.8%から56.5%に減少、去年は25%前後だった関東以西でも10%前後となっています。
気象状況・感覚ともに遅い冬
今シーズンは北海道でまだ初雪が観測されないなど、本格的な冬の訪れが遅れています。
10月後半に寒気が南下し一時的に寒くなりましたが、11月に入ってからは一転して高温に。東日本や北日本を中心に気温が平年を上回っています。中でも北海道は気温が高く、札幌は11月2日から今日7日まで6日連続で最高気温が平年を上回りました。
今回の調査では、実際の気象状況だけでなく、人々の感覚的にも、冬の訪れが遅れていることが浮き彫りとなりました。
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