昨日の朝より15℃以上も低い!? 北日本は体感激変の朝
ウェザーニュース / 2018年11月29日 8時10分
今日29日(木)朝は、各地でこの時期らしい寒さが戻ってきました。
北海道や東北では、暖かかった昨日の朝と比較すると、15℃も気温が低くなっていたところもあり、体感が激変した朝を迎えています。
昨日より北日本は10℃前後寒い朝
今朝6時時点での昨日との気温差を見ると、白い表示である10℃以上低い地点が多く見られます。
中でも昨日との気温差が一番大きかったのは、北海道の大樹町で、昨日よりも15.3℃も低くなっていました。
平年値で見ると、9月下旬並みから11月下旬並みへと、1日で2か月も季節が進んでいることになります。
《昨日との気温差が大きい地点(29日6時時点》
大樹(北海道):15.3℃(8.9℃ → -6.4℃)
山田(岩手) :13.5℃(13.9℃ → 0.4℃)
軽米(岩手) :13.4℃(11.0℃ → -2.4℃)
薮川(岩手) :13.0℃(7.3℃ → -5.7℃)
※今朝6時と昨日6時の気温差
その原因とは?
上空1500m付近の寒気の比較
昨日28日(水)朝は、寒冷前線が北日本を通過している途中で、北海道の道東や東北は、まだ前線の南側になっていました。
そのため、まだ暖かい空気に覆われていて、南寄りの風が吹いていました。
今日29日(木)朝になると、今度は前線の北側に入り、上空には寒気が入ってきています。
また、晴れて風が弱いこともあり、地方の熱が上空へ逃げる放射冷却現象も働き、気温が下がりました。
この先も寒暖の変化が大きい
この先の上空1500m付近の気温の変化を見ると、12月1日(土)頃までは平年より低く、寒気に覆われます。
ただ、2日(日)から3日(月)にかけては急上昇し、北日本は平年より10℃近くも高くなりそうです。
それも束の間、4日(火)から5日(水)は気温が急降下。まさにジェットコースター並みの変化に見舞われそうです。
これだけ変化が大きいと、体調を崩しやすくなるので、お気をつけください。
また、北日本では雪がしっかりと積もったり、それが融けたりを繰り返すので、足下や車の運転にも注意が必要です。
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