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師走に夏日続出 全国300か所以上で12月の記録更新

ウェザーニュース / 2018年12月4日 16時0分

ウェザーニュース

神奈川県相模原市

4日(火)の日中は日本海を進む低気圧や前線に向かって10月並みの暖かな空気が南から流れ込み、各地で気温が上昇しました。
西日本、東日本では20℃を大きく上回り、福岡などで12月として初めての夏日を記録しています。12月の観測史上1位を更新した地点は全国341か所(15時まで)に達し、大阪では128年ぶり、松山では104年ぶりの記録更新です。

12月としての史上最高気温さらに更新

全国で最も高い沖縄県鏡原は29.8℃で、昨日西表島で観測した12月としての史上最高気温(南鳥島をのぞく)をさらに更新しました。

主要都市の最高気温(15時まで)
 札幌  12.7℃
 仙台  16.9℃
 金沢  24.7℃(史上1位)
 東京  23.4℃
 名古屋 18.1℃
 大阪  24.5℃(史上1位)
 広島  20.8℃
 松山  25.2℃(史上1位) 
 福岡  26.0℃(史上1位)
 那覇  29.4℃(史上1位)

東京都内で20m/s近い南風
木枯らし飛び越しまるで春一番

関東南部では午後になって南よりの風が強まってきています。特に沿岸部で風が強まり、東京都羽田で18.5m/s、横浜で16.4m/sの最大瞬間風速を観測しました。

東京都心でも14.3m/sの南西を風を観測。12月にこれだけ強い南風が吹き荒れるのは、2年ぶりのことです。

今年は冬を告げる冷たい北西風「木枯らし1号」の発表がなく、まるで「春一番」のような南風と暖かさが到来。暖冬予報を象徴するような天候となっています。

原因はエルニーニョ?

秋以降、エルニーニョ現象が発生した影響で偏西風が蛇行し、日本付近に暖かな空気が流れ込みやすくなっていると考えられます。

さらに、MJO(マッデン・ジュリアン振動)の周期によりフィリピン近海の対流活動が不活発になり、太平洋高気圧がこの時期としては勢力を強めているため、より暖かな空気が流入したことが気温上昇に繋がりました。

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