冬の嵐をもたらす”爆弾低気圧”とは?
ウェザーニュース / 2018年12月6日 11時0分
夏や秋の暖かな空気が残る中に冬の寒気が流れ込むことで、初冬の時期は低気圧が猛発達することがあります。温帯低気圧に関する論文で”bomb”という表現がされたことから、日本では「爆弾低気圧」と呼ばれています。
定義は「24時間で24hPa以上発達する低気圧」
2012年4月3日、4日の例
気象庁は爆弾低気圧の定義を「中心気圧が24時間で24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する温帯低気圧(φは緯度)。」としているものの、言葉としての使用は推奨せず、「急速に発達する低気圧」などと言い換えるように進めています。一般的には24時間で24hPa以上発達する低気圧を指すことが多いようです。
熱のエネルギーのみで発達する台風に対し、温帯低気圧は暖気と寒気の温度差をエネルギーとして発達します。このため、日本付近での温度差が大きくなりやすい、晩秋から初冬、晩冬から初春の時期に現れやすいのです。
7日(金)は爆弾低気圧で大雪や吹雪に警戒
6日(木)朝に日本海で発生する低気圧は9時で1020hPaの予想。その後は急速に発達し、7日(金)9時には996hPaと24時間で24hPaの気圧低下となりそうです。低気圧に近い北海道では雪、風が強まり、大雪や吹雪の恐れがあるため警戒が必要です。
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