宇宙からも一目瞭然! 衛星画像で見る冬至と夏至の違い
ウェザーニュース / 2018年12月22日 12時0分
今日12月22日(土)は二十四節気「冬至」。身近に感じることができる二十四節気のうちの一つで、昼間の長さが一年で最も短い日です。
天気予報の解説で使われている「気象衛星画像」からも「冬至」の特徴を見ることができます。冬至の反対側の季節にあたる「夏至」と見比べてみましょう。
衛星写真で見た「夏至」と「冬至」の正午頃
気象衛星ひまわりの画像
夏至の頃と冬至の頃の正午の気象衛星画像です。
地球全体の衛星画像を見比べてみると、どちらも雲を見るのに支障はなく、あまり変わらないように見えるかもしれません。
ただ、北極や南極の周辺をよく見てみると…
北極付近の拡大
夏至の頃は、北極までハッキリと見える(太陽の光が当たっている)のに対し、冬至の頃は北極に近づくほど暗くなっていて、北極のあたりは真っ暗になっています。
これは、地球が少し傾いた状態で太陽の周りをまわっている(公転している)からです。
朝で比べるとさらなる違いが
気象衛星ひまわりの画像
こんどはともに朝6時の画像で比べてみます。
画像の右側(東側)から夜が明けてきますが、夏至の日は右上の方から明るくなり始め、冬至の日は右下から明るくなり始めています。
夕方には、夏至の日には右下から暗くなり始め、冬至の日は右上から暗くなり始めます。
夏と冬で太陽光の当たり方が違う
地球の公転のイメージ
図の左側にあたる夏至の時は、北緯約23度の北回帰線の真上を太陽がまわり、北極圏では一日中太陽が見えている「白夜」、南極圏では一日中太陽が昇ってこない「極夜」となります。同様に冬至の時は、北極圏では「極夜」、南極圏では「白夜」となります。
このため、北半球が冬至の時は、衛星画像では正午頃でも北極付近が真っ暗になっているというわけです。
気象衛星画像からは、雲を見ずとも季節の変化を感じることが出来るわけです。
これで興味の湧いた方は、ぜひ雲の様子からも夏と冬の違いを見つけてみてください!
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