数年に一度レベルの寒気 年末の帰省ラッシュを直撃
ウェザーニュース / 2018年12月21日 11時30分
27日(木)後半から日本列島の上空には寒波が襲来し、年末は冬型の気圧配置が強まります。
日本海側の広い範囲で大雪のおそれがあり、帰省ラッシュと寒気のピークが重なるため、大きな影響が出そうです。
数年に一度レベルの強力な寒気
![](https://smtgvs.weathernews.jp/s/topics/img/201812/201812210075_box_img1_A.jpg?1545359048)
上空5500m付近で-40℃以下の強力な寒気が、28日(金)頃をピークに北日本の上空に流れ込んできます。
北海道上空は-45℃以下の寒気に覆われ、これは数年の一度レベルの強さです。
![](https://smtgvs.weathernews.jp/s/topics/img/201812/201812210075_box_img2_A.jpg?1545359048)
上空1500m付近で見ると、平地で雪になる目安の-6℃以下の寒気に日本列島のほぼ全域が覆われます。
日本海側は広範囲で大雪に
これだけの強い寒気が流れ込むため、日本海側は広い範囲で雪が降り、大雪となりそうです。
活発な雪雲が流れ込むと、短時間で数10cmも雪が積もるおそれがあるので、車での移動には、必ず滑り止めを準備し、無理な移動は避けるようにしてください。
電車や飛行機など、交通機関に影響も
また、大雪や吹雪によって、鉄道や飛行機への影響も出てしまいそうです。
年末の帰省など、移動を予定されている方は、最新の情報をこまめに確認するようにしてください。
名古屋など太平洋側でも積雪のおそれ
![](https://smtgvs.weathernews.jp/s/topics/img/201812/201812210075_box_img6_A.png?1545359048)
雪のエリアは日本海側だけでなく、太平洋側まで拡大します。
特に仙台を含む東北太平洋側や、名古屋など濃尾平野周辺は積雪のおそれがあります。
冬型は年明けまで持続か
冬型の気圧配置は年明けにかけて続く可能性があり、特に北日本では積雪が増加するところがあります。
年末年始は北のエリアほど注意が必要です。
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