長野県・白馬で樹霜 極寒地域の冬の風物詩
ウェザーニュース / 2019年1月4日 9時20分
長野県白馬村より(4日朝撮影)
仕事始めとなる、今日1月4日(金)朝、長野県・白馬村では木々に霜が着く「樹霜(じゅそう)」と呼ばれる、現象が見られました。
今朝の長野県白馬は-14.5℃まで気温が下がり、今シーズン一番の冷え込みとなっています。
「樹霜(じゅそう)」とは?
長野県白馬村より(4日朝撮影)
草木からビッシリと生えるように成長した白い結晶、これは「樹霜(じゅそう)」と呼ばれる現象です。樹霜は空気中の水蒸気が霜となり、直接、樹木などに凍りついたもので、極寒の雪国ならではの風物詩。
よくニュースでも聞く『樹氷(じゅひょう)』はごく小さな冷たい水の粒が、樹木などにあたって瞬間的に白く凍りついたもので、ほとんど同じ仲間のような現象ですが、微妙にメカニズムが違います。
冬の風物詩、ほかにも
なお、気温が下がった時に見られる現象として、ほかにも『氷霧(こおりぎり)』『細氷(さいひょう)』『雨氷(うひょう)』『氷雨(ひさめ)』などいろいろな種類があります。
『氷霧(こおりぎり)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っている霧のこと
『細氷(さいひょう)』
非常に小さな氷の粒が空気中に多数浮かんでいる状態。凍っているモヤのこと
氷の粒が太陽に照らされキラキラと輝くので、ダイヤモンドダストとも呼ばれる。
『雨氷(うひょう)』
雨粒が地面に落ちたり、木に当たってすぐ凍りついたもの。透明な氷のかたまり
『氷雨(ひさめ)』
雹(ひょう)、霰(あられ)、霙(みぞれ)の昔の呼び名。またみぞれにごく近い冷たい雨。
このように氷や雨など似たような字が多いのですが、並びかたや一文字が変わっただけで、別の現象になるのですね。
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