【水沢腹堅】寒さ厳しく冬の記録が生まれやすい時期
ウェザーニュース / 2019年1月25日 8時55分
25日からは、七十二候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」。
沢に氷が厚く張りつめるという意味で、沢を流れている水も凍ってしまうほどの寒い時期ということを表しています。
そのため、低い気温の記録が出やすい時期と言われています。
117年たった今でも…
出典:気象庁
気象庁が各地点における観測史上1位の値を使って作成したランキングを見てみると、興味深いことがわかりました。
観測史上最も低い最低気温は、北海道旭川の-41℃。これは1902年1月25日に観測され、117年たった今でも塗り替えられていません。
さらに、翌26日に帯広で観測された-38.2℃が2位にランクインしています。
また、1位〜20位まで見ると、2月の記録がやはり多いものの、「水沢腹堅」付近に出た記録も多々ランクインしています。
最高気温が氷点下…
出典:気象庁
続いて最高気温(低い方から)のランキングも見ていこうと思います。1位は富士山の-32℃。2位は旭川の-22.5℃となっています。
こちらのランキングを見ると、先程よりも「水沢腹堅」付近の記録が多くなっていることがわかります。
最低気温ではありませんが、やはりこの時期は、気温の記録が出やすいようです。
強い寒気が流れ込みやすい時期
2016年の今頃は、約40年ぶりと言われる非常に強い寒気が西日本上空付近に流れ込み、西日本各地では記録的な大雪となりました。
特に島根県の瑞穂では、観測史上1位となる102cmの積雪を記録。
また、同日、沖縄県名護市で39年ぶりにみぞれを観測、奄美では115年ぶりに雪と記録続きの日となりました。
この時期は、普段気温が氷点下まで下がらない地域や、なかなか雪が降らない地域でも、こまめに天気予報を確認し、防寒や雪対策を考えておくことをおすすめします。
参考資料など
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/index.html
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