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6日(水) 東京都心は雪でなく雨の可能性高まる 南岸低気圧

ウェザーニュース / 2019年2月3日 17時0分

ウェザーニュース

今日から3日先の2月6日(水)は、低気圧が本州の南海上を発達しながら進む予想です。このため、冬型の気圧配置の時は晴れやすい太平洋側の地域でも雨や雪が降る予想となっています。

この進路をとる低気圧は「南岸低気圧」といわれ、関東地方に雪を降らせることがある低気圧として知られています。進路や発達の程度によって影響が大きく変わるため予測が難しいといわれています。

6日(水)の天気予報(3日(日)時点での予報)

今日3日(日)の段階で、複数の気象予測モデルによるコンピューターシミュレーション結果が概ね揃ってきました。今回は低気圧が比較的陸地の近くを通る予想でが濃厚となり、東京都心など首都圏では雪ではなく雨が降る可能性が高くなっています。

陸地からの距離と発達程度がポイント

今回の低気圧の進路予想(3日(日)時点でのシミュレーション)

黄色の線で示されたGSMは日本の気象庁の予測モデル、水色の線で示されたGFSはアメリカ海洋大気庁の予測モデル、桃色の線で示されたECMWFはヨーロッパ中期予報センターの予測モデルをもとに図示しています。

いずれの予測モデルも、本州に沿うように陸の近くを進む予想で揃っています。

南岸低気圧の進路と影響の例

一般的に、南岸低気圧の進路のなかでは、八丈島付近を通る進路の時に雪が降りやすいといわれます。(図中のB)

今回は低気圧が沿岸の近くを通る分、東京都心など関東平野は比較的暖かな空気に覆われる予想で、雪になる可能性はあまり高くは無いと見ています。(図中のAに近いパターン)

予測モデルの計算が変わってしまうことも…

ただ、各予測モデルの傾向が一致しているからといっても安心することは出来ません。期間が近くなると各予測モデルが揃って予想を変えることもあるため、引き続き最新情報の確認が必要です。

現段階の予測でも、甲信や東北の山沿いを中心に雪が降る予想で、東北では平野部でも積雪のおそれがあります。今回の低気圧は比較的発達する予想のため、降雪量が多くなる見込みです。雪が予想される地域では、早めの対策を進めるようにしてください。

短い周期で再び南岸低気圧?

低気圧・前線の予想 9日(土)9時

冬型の気圧配置となる日が多かった1月でしたが、2月に入り天気は周期変化をすることが多い予想となっています。

6日(水)の南岸低気圧が去ったあと、9日(土)頃にも南岸低気圧通過の可能性があります。こちらはまだ複数の気象予測モデルのシミュレーション結果にばらつきが大きく、どのような進路・発達状況となるかが定まっていません。
三連休初日ということもありますので、こちらも引き続き注目が必要です。


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